無念 | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

ども、しばらくにき書かないとかいいながら、気持ちが落ち着かないので書き留めておきます。

坂井宏朱さん、(女子オートレーサー) 残念なことになってしまいました。

客寄せの為に女の子を採用するから、とか、元々バイクに乗ったことがない上に年齢が(デビュー時27歳)、とか、やっぱり女の子のパワーではあのエンジンは無理、とかまあいろいろ意見はあるようですが、判断能力もある大人が自分で選んだ道なんだから、残念なことだが仕方ないと言えば仕方ない。

人の幸せなんてそれぞれだから、好きな道で死ぬのは本望とも、引退して家庭に入ればよかったのにとも言えないのだが、「努力は必ず報われる」 訳ではない、というのがせつないやなあ。
わしぐらいの歳ならともかく、まだ若いのに。他人事ながら残念でならない。


博打打ちの間でひそかに言われていた「あの乗り方じゃそのうち事故るんじゃねーのか?」という心配が、最悪の形で実現されてしまったこの後味の悪さ。それにしても何でこうまで後味が悪いんだろう。事故死は他の職業でも全くない訳ではないし、増してや、わしらの職業にとっては、残念ながら死は日常。もちろんそれもいつでも「仕方ないね」と割り切れることではないのだが。

で、思い当たるのは、彼女が博打の駒だから、ということだ。

わしら博打打ちは、つい駒に向かって罵倒の言葉を浴びせたりする。
「辞めちまえ」(転職や退職を勧める声援とも言う)とか「ばかやろう」とか、ひどい場合は
「死ね!」というのもある。

しかし、誰も本当に死ぬことなんて望んではいないよ・・・

普通の人間の神経であれば、どんな嫌いな人対象でも本気で人の死を願うほど悪くはなれないと思う。
わしの場合は、いつも東出(千葉54)という選手によく車券で裏切られて、船橋オートにゲストで来た時に「東出の根性なし!」と声援を送ったもんだが、それでも胃がんで死んだ時は、がっくりきたよ・・・


で、こっから話は飛んでしまうからついてこれなかった人はごめんなさいよ。

人としてまともな神経を持っていれば、死を日常に見ている医療従事者であっても、生死を自分が決定するのは、重い。人間としての精神活動が終わっていると思われる時であっても。100%奇跡がないとは言えないし。でも奇跡は奇跡というぐらいなので、ほとんどの場合は起きない。

ましてや、滅多に人の死を見ることのない素人なら尚更生死の決定などできようはずもない。

本日の結論:医療費の増大を何とかしろと簡単にいうけれど(以下略)
・・・ちょっと飛びすぎた。でも、やっぱり後味が悪いよ・・・合掌。