病院、なぞいうところに勤めているとまあ当然いろんな病気を見るわけだが、患者さまの病気よりも職員のビョーキが迷惑だ。
おっと、またいきなり愚痴つーか危険発言か、と自分に突っ込みは入れておくけれども、一番困るのは医者のビョーキだ。
先週の土曜日に診療部長(嫁に言わせると向上心のない循内医、しかし責任感はある)が眉間にしわ寄せて歩いていたのでどーしたかと思っていたら
「療養(病棟)の医者が全員休んでいるんだよ」
当院の半分を占める療養病棟(2011年以降どうなるんだ>当院)の主治医6名全員が休んだのだと。1人は出勤予定だったのだが39度以上の熱が出て休んでしまった。急変が出て診療部長が呼ばれる訳だが、一般病棟担当の彼は自分の患者様だけで十分忙しいのだ。ただでさえこの時期は急変が多いのでわしらリハだってばたばたしているちうのに。思わず「今度療養は看護師全員休ませたらどーですか、医者は全業務できるんだし」という意見も出るぐらい非難轟々であった。
出勤状況をチェックしなかった診療部に問題があると思うが、普通は病欠が出たら療養担当の中で代理を立てるだろう。
が、さすがのどかな老人病院、急性期(正確には亜急性期)に医者がいるから出てこなくても大丈夫だと思ってるのか。
厚労省老健局長が就任時に「療養病床の医師は1万人いるが、なぜ子どもや妊産婦を診てくれないのか」とのたもうたらしいがな。
もちろん全ての療養の医者がそーではじゃなかろうが、12人ぐらい担当して心折れちゃうぐらいのうちの療養病棟のヘタレ医者に診てもらうぐらいなら、わしは急性期病院で1時間待った方がいいや。いらねーよ、そんな医者。老健局長はそんなヘタレ医者に診てもらうがいいぞ。
・・・毎日2時ぐらいまでレポートやってても人がいねえから休めねーんだよ、どちきしょう。
つーか、壊れない自分の強靭な精神と肉体に感謝しつつ、丈夫に産んでくれたかーさん、ありがとう。あと1症例やっちゃる、酒飲みながら。負けるもんか!!