また別の出張。 | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

正確には自腹の講習会参加だから(今年の予算は全部使い切っただ)出張とは違うのだが、またボバースの次の日に循環器講習会のコンボである。
今回は金を持っていたので羽田からリムジンバスで帰ったとはいえ、家に着いたのは11時ちょっと過ぎ。そして6時起き。

家の布団なら途中で目が覚めずに寝られた(涙
なぜか帯広では早く寝ても連続3時間で目が覚めてしまうのだった。

電車バスを乗り継ぎ乗り継ぎついた神奈川の某大学病院は、広くてキレイだった。
さすが、学費が高いトコは違うな。(←余計なお世話です)
わしらの大学もキレイに見えるらしいが、古いのをレンガでごまかしてるだけだよ。(←そうだったのか…)

午前中のお医者さんの授業を楽しく聞く。すげえ、わかるってこんなに楽しいことだったのか。前日までの講習会は聞いてもわかってなかったもん(←自分で言ったことながら突っ込めないじゃん)

午後のPTの先生方の授業も理解できるって素晴らしい、と感動でうるうる。
しかあし、心リハは「知識あればセンスはあまりいらない」と思っていたわしのそれは誤解でした、ごめんなさい(へこ

リスクが伴うからこそ、患者様に何が起こっているか見えないところをイメージすること、ラボデータと患者様の様子と心電図を頼りに運動処方をしていくことにはセンスが必要。ボバースが石の中から女神を彫り出す彫刻ならば、心リハはソナーを使って海の中から沈没船を引き揚げるようなものだ。(本当か?)

薬物治療について講義してくださったドクターが「僕は全科目85点で”お前は共通一次のために生まれてきたような男だ”と学校の先生に言われましたが、医学生になって循環器の勉強をしていると、血圧と水分と脈拍と、と全部100点じゃなくても合格点に整えていくのをみて”これは共通一次だ!僕のためにある科だ!」と思われて循環器を専門にされたそうだが、
「循環器治療はアート、文系です」と熱く語られていた。普通心臓は一番構造がシンプルでわかりやすいのだが、そうきたか。ぜひK大学のY教授(隠れ通称鉄壁=飲んでいる時以外は隙が全くないので)と戦わせてみたいドクターである。

医療討論は政治討論よかきっと面白いと思うぞ。たぶん。