午前中二組の治療デモンストレーションがあり、わしらは最後の組だった。
途中からアシスタントインストラクターが入ってわしらの患者様はかーなーり、腹筋を使わせられた。
・・・あの場合はあそこまで追い込まなきゃだめなのか。
それにしてもわしの今回相方だった札幌のPTさんは、センスにあふれた面白い女性で、とても気がつき(そこがセンス、だよなあ)楽しく治療実習ができた。が、デモンストレーションでは
「さすがさんでいさん、美味しいところをを全部もって行きましたね」
というぐらいの爆笑の嵐。
・・・治療に「お笑い」の要素は少しは必要かもしれないが、患者さんを和ませるぐらいあればいいのであって、仲間まで笑かす必要は多分ない、と思う。
かなり昔、大学時代に8連敗してがっくり来ている準硬式野球部の主将を慰めるために、どうやったら勝てるか話し合ってた部員達を思い出した。
キャッチャーをいっそサードにコンバートしよう、という話になり、
「Nの守備は意外性があるからいいよな。絶対取れそうにないライナーを捕ったり、簡単なゴロをはじいたり」
「・・・守備に意外性なんていらねえんだよっ!」と、怒る主将。
いや、ごもっとも。
わしの治療展開にあるのは、意外性というより衝動性、だな。はっはっは。
いや、笑い事じゃないから(汗
そんな訳で修了証をもらった。この程度で修了するのはちょっと恥ずかしいのだけど、こっそり頑張ってみようと小さく決意する今日この頃。