仕事の合間にオペ見に行く。
ちょっと違うところはオペ受けているのが自分だということで。
心電図と血圧計と血中酸素濃度の計測器取り付けたオペ台の上で
首を回してオペを見る。間違えて咳して創部に唾飛ばさないようマスク着用。
皆さんと一緒に「宜しくお願いします」と言ってたりする。
当然オペではテレビみたいにゴム手の手を見せ合ったりしない。
一部始終、時々先生が邪魔で見えなかったりするが見て満足する。
すっごく深くて関節包まで達していた。生食で洗った後よく見せてもらったが
関節まで見えた。指伸筋らしき腱鞘が見えた。
で、通常通り9時近くまで働いて帰る。カルテは終わっていない(しくしく)
ところで。オペ前日に、酒部I田が就職で京都に行く為、送別会をしたのだ。
「オペ前日に酒飲んでもいいの?」
「知らない。でも同意書にダメとは書いてなかった」
そう言えばお気に入りだった日記(終了してしまった)の某女性がやっぱオペ前日に
飲み納めと称して二日酔いになるまで酒飲んで虫歯の手術をしたら
口の中いじられて吐きそうだったという話を読んで大したお方やのう、
と思っていたのだが。まさか自分も頭痛抱えた二日酔いでオペを受けるとは。
見上げた、いや見下げた根性である。
「患肢は出来れば挙上しといてください」と三角巾で吊られる。
全然肩関節が固定されてないので不満だが、目的は肩関節の亜脱臼ではないので
我慢する。しかし痛みは感じないが(包帯から出ている部分の表在感覚はほぼ正常)
動きは出るのでつい使ってしまう。しかし、手関節(平たく言えば手首だ)を
動かすと(特に掌屈すると)傷口が開いてしまうだろうから使わないことにする。
仮性単麻痺である。といいつつキーボードだけは打っているが、コンタクトは
片手ではずした。これから片手で顔洗ってもう寝ることにする。
今日の結論としては、今日は酒飲めないんで飲まなくてもいいように
大人しくステーキ屋でハンバーグなど食ってみた。
店のテレビでは「どんぐりだけ食べさせた豚の云々」などと言っていたが
豚だろうが牛だろうが人だろうが肉は肉だな、オペの後は生々しいな、
と一瞬考えたが残さず食った。
昔、人類の不思議展の帰りにすき焼き食いたいな、と思ったのは内緒である。