休みなので飲み過ぎてます。 | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

実習に行った病院のリハ室には、某S医学夜間部の学生がバイトに来ていた。
何でも臨床実習の後にそのまま助手として居着いたらしいが、現在国試を控えて
勉強しているのを邪魔したりする実習生さんでいなのであった。
最終日には学校の試験だ、というのを覗いてみると
「患者から見た良い医者の条件」というのがあった。
それによると、1位は「患者の話をよく聞いてくれる事」だそうだ。
詳しくは忘れてしまったけれども上の方に「薬ばかり出さないこと」
8位に「誤診をしないこと」それ以下に腕のよさなどが入っていた。

ふーん。そういうもんかなあ。専門職だし何かと言うと訴訟ものだし
間違えないのが一番ではないのか?

「昔は山間部なんかに医師免許を持ってない偽医者がいて流行ってたりしましたよね」
ブラックジャックにもそんな話があったな。というわけでわしも答えて曰く
「話はよく聞いてくれて聴診器で診療するだけなんですよね」
「でも”病は気から”っていうから話すと結構良くなったりするんですよね」
中曽根元首相みたいに原爆病院で言う言葉ではないが確かに一理ある。
「それで手におえないのは専門の医者を紹介したりするんですよね」
「うーん、それは親切だ」

誤診をしないとか手術の腕がよいとかは前提と考えられるのかもしれんが
選ぶ項目の中に入っていると言う事はそれは前提でないと考えていいわけだ。
それでも話を聞いてもらったほうがよい、というのは世の中やっぱり
「病は気から」だったりするってことなのだろうか。

私的には医者は専門職だと思うので腕がよけりゃ、
余程コミュニケーションに問題があるのは人間を扱う職業としては困るけど
多少無愛想でもいいんじゃないかと思ったりするが。

など話し合っているのとは別件にバイザーがあるスタッフのことを噂して
「あの人の技は雑なんだよね。マッサージは癒しでもいいんだけど
 うちらはある程度結果を出していかないといけないんだからさ」
つまりもっと解剖的な細かい知識や運動学を利用して厳密な訓練をした方が
いいんじゃないか、というお話だった。愛想が良くて患者さんに好かれる
うちのバイザーが言うのなら説得力ありありだ。バイザーが言うには
私らの仕事は癒しとか気持ちいいことより結果が出ることが大事だという。

・・・患者さんの種類を考えると確かにね。
ま、そういうもんかのう。