派閥争いなのである。
久々に道場に行ったら雰囲気が変わっているし、先生が構ってくれないので
「そんなに自分は下手になったのか」と愕然としたのだが、それだけじゃなかった。
師範代クラスの人々の中で、古参よりも若手の理論派が頭角を顕しているらしい。
道理で知った顔が減って、技も切れねえのに小理屈ばっかこねる奴が多いはずだ。
偉大な親玉の元では実戦派よりも理屈派が上に立つのはいつの時代も一緒やね。
旧派に属すると考えられているワタクシは、近い期の人々から
「帰って来い」と暖かく迎えられたりするのだが、昔から誰の派閥にも
入っていなかったんですが。
てゆうか新派の師範代達にも「帰って来い」と言われるし。
...浮動票ということか。面倒な話はまあいいや。
そんなこんなで学校でも道場でも無党派の私であるが、面白い同期はいる。
柔整師のMさん(バカ殿系)は繁盛する接骨院(しかも2店舗)のオーナー院長で、
半日だけ働いて後は部下に任せちゃうと言う素敵な生活を送っている。
講座の班分けの紙切れは上下がないから6と9が区別できないという話から
「そう言えばこの前よう、駐車場のチケット取ったら6か9かわかんねえんだよ
適当に停めて金払う時によ、一時間も停めてねえのに5000円ぐらいするから
おっかしいなあと思ったら出ようしても出らんねえじゃん。間違えたんだよな」
「んでどーしたんすか?」
「頭来たから無理矢理出た」
「・・・」
「って事はよ、金払わなくても出られるんだよ、バカバカしいなあおい」
どうも昔からMさんとは気が合うと思ったら、口調がうちの親父にそっくりじゃん。
昨日は福永法源がうちの師匠の体の見方をパクったという話から
「行ったんだよ、法の華。そしたら足の裏見てよ、何だかわかんねーけど
『修行に行け』って言うんだよ。んで何度も電話かけて来るんだよな。
バカ言うなよなぁ3万も払って『修行行け』なら俺でも言えるじゃん?
詐欺だよ。あれみんな何十万も騙されてるんだろ。
俺は暇だから遊びに行っただけなんだからもう電話かけてくんなよなって
言ったよ。そしたら電話かけて来なくなった」
「初めからそんなもん行かなきゃいいじゃないっすか」
「暇だったんだもん」
彼は神田の路上で麻原彰晃の本をもらったこともあるとか。タダだったからだそうだ。
本日の結論:クズの耳に念仏