1000文字まででわかりやすく説明は大変なのだが、やってみよう。
何を見ても、整体系では「骨盤の歪みが云々」と言われることだが。
骨盤の開きとは何ぞや。開くと太るって何?
籠をイメージしてもらうと良いのだが、籠が大きければそこにいろいろ(肉だね)つけたら当然大きくなりますわな。骨盤も骨が左右に開いて大きい状態なら
肉も余計につきやすい、と言えばわかってもらえるだろうか。女性は子供を産む
ために男性より骨盤が動きやすい構造に出来ている。生理の時にも微妙に開く。
出産時は特に大きく開くが、産後に反動で締まる時期をうまく使って前以上に
締めれば痩せて若さが保てるようにできていると言われる。産褥体操をしっかり
しないと太りやすくなったり、産後動きすぎると歪んで固定され、腰痛持ちに
なったりするようだ。
歪みがないのはもちろん結構な事だが、完璧に左右対称の人なんていない。
歪みが簡単にわかるテスト。その1。できれば全身鏡なぞある所で、腹ばいに
なって膝をたてて(膝同士はつけてね)脚を外側に開いてみよう。
左右の下脚の高さはどうでしょう?
その2.仰向けに寝て膝を曲げて足の裏をくっつけて膝を開く。膝の高さは同じぐらい?
どちらも骨盤の歪み具合を見るテストです。重心がある側は(片方にケガしたり
すると微妙に変わるけど)大概動きが悪い。度が過ぎると肥満が、とかいうより
痛みが出てくるはずだ。こういうのを一つ一つ確かめながら揃えていくのが
我々の手法である。O脚治しなどのテクニック本には具体的に揃える体操が
出ているはず。
体操の際、気をつけたいのは呼吸だ。骨盤操作の場合、開閉が呼吸に関係ある
ことが多いので(説明すると長いので割愛)無神経にやっていると痩せるつもりが
一生懸命太る運動をすることになっていたりする。単に周りの筋肉を動かすのが
目的じゃないので注意。
そうはいっても骨盤操作の難しさは、締める操作をしたから締まるとは
限らないということ。何故かはいろいろ読んでも答えがない。臨床的には
効かなかった場合は開く操作をしろ、と習う。本当に締まるんだ、これが。
だから骨盤はプロに任せたほうが無難な箇所ではある。ただ、一気に歪みを
取ると、熱が出たり湿疹が出たり下痢してみたり大騒ぎになりやすい箇所です。
人を壊したことはないが、壊されたことはある。偉い騒ぎでした。。。