ある日の夜空。
紹介してもらって、久しぶりに観た映画。
テンポの速いカメラワークと音楽で、
都会の喧騒と、そこに取り残されたような日常のシーンが対照的だった。
都会に住んでいた時の、自分の歩くスピード、呼吸の仕方、思考展開が重なり、
シャープに突き刺さったり、ドキドキしたり。
今ただ普通に歩いていること、息をしていること、風を感じること、生きていることがとても大切に思えて、
あー、私はただ丁寧に生きたいんだ、と改めて思う。
感性に響く映画なので、あまり言葉にすると陳腐な気がします。
まだ観ていない人へ、変な先入観を与えてしまったらごめんなさい。
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」
石井裕也監督