前回までのあらすじ:バリ島での起業を目指す平民出身のまやさん。バリ島長期滞在を終えて日本に帰国。その後一人暮らしを始め、念願のジュエリーデザイナー職につくものの長い間頭痛とめまいが治らず病院に。診断の結果、腎血管性高血圧という病気でそのまま入院、手術(おそらく22歳)。そして体力とお金がない窮地に陥ります。
(まやさん):「22にして体力おばあさんの気分」
腎臓を痛めるとかなり体力がなくなります。
駅徒歩2分くらいのところで一人暮らしをしていたんですが
その2分が徒歩10分くらいの距離に感じる日々でした。
1ヶ月、2ヶ月経っても体調の回復が見られなかったため、
:「この経済状況を本気でなんとかしなければ・・・」
と考えるようになります。
:「よし!おうちでできること!!」
:「ネットショップを作るよ!!」
病気のためただでさえ収入も貯金もほんのちょっとだったまやさんが大枚1万5千円はたいて「ホームページビルダー」を買ってきます。
・・・
・・・
・・・
:「なんだよ!!ホームページ作ったって商品売れやしないじゃないか!!!」
:「くそぅ!!くそぅ!!!」⇦手作りアクセサリー売り出した。
この頃、『自分で「時給」を作る』ことがこんなに難しいことだったなんて、と思い知ります。
働いても動けば動くほどマイナスになるネットショップ開設でした。
広告出したければお金がかかるし、商品増やしたければお金がかかるし、ほっといてもお客さん来ないし。
(なので結果ほとんど何もできなかった)
:「ネットショップって作れば売れると思ってたの。認めたくないけど浅はかそのもの」
:「アハハハハー」
:「浅はかッテ若サユエノ美徳ヨネー。インジャネ?インジャネ??」
:「・・・」
:「この若かりし頃の考えの甘さがなんとも憎めない!!」
ツヅクヨー
ihaइह ここは光の花
世界のつながり、その美しさを表現したブランド iha इह
全てのものは目には見えなくともみんな手を伸ばし全てのものとつながっています。
デザイナー池本真也が見たこの世界、ここ がどれだけの美しさを秘めているのか、
「iha-ここは光り輝く花そのもの」という思いをジュエリーの上で表現していきます。
Trees Sprout Original Jewelry (主人のブランドです)