SUN and FUN blog -146ページ目

おばけとツイッターと高校サッカー

おばけ見ました。怖いぃぃ~、おばけダメなんですよ。
夜中に汗だくで起きてみると、ピアノの所にミディアムヘアーな女性が...。
めちゃめちゃ踊ってるんですよ。
恐る恐る下に目を移してみると、やっぱないんですねーニコ
足が..。

そんで怖くて布団被ってまた恐る恐る見てみると、今度はショートの女性。
モロ見られました。目が合いましたよ...。

激踊りですからね。

まあ、きっとおいらのトラックを聞いて駆けつけてくれたんだな と思うことにして寝ました。
オーディエンスです。





最近は、Twitterに感動してます。
本当にこの生の情報構造は凄いと思う。
去年からやりたいとは思ってたんですけどね、去年は色々と整理することが多くて。
自分に課された試練は、雑味なく味わいたかった。感じたかった。
目一杯向き合って、消化して、次に進みたかった。
Twitterをやれば凄い情報量で自分に必要なパーツや糧がたくさん入ってくるのは分かってましたから。

本当にこのメディアは全ての人がリアルタイムで報道、所見を発信出来るという面でとても素晴らしい媒体だと思います。





さてさて、ちょっと前ですが、高校サッカーの選手権の話を。
まず不動のテーマソングですね。あのブルージーで哀愁のギター、そして昭和を連想させるノスタルジックなコーラス。いつ聞いても痺れます。

今年もドラマがありましたね。
野球好きの甲子園のようなものでしょうか。高校サッカー好きの私としては、今年の決勝は凄く感動しました。
決勝戦は、久御山(京都)と滝川第二(兵庫)。序盤は久御山ペース。細かくパスを繋いで、ボールを支配する。中が空いたらトップに当てる。そこからは早い。一気にリズムが上がり、ドリブルで崩す。

滝二はこのボール支配する久御山に対して、しどろもどろ。前からプレスかけるのか、後ろでかけるのかがハッキリしない。トーナメント中も滝二の監督のインタビューは「相手対策を特にとってない」と言っていたのは本当っぽい。本当に選手達に任せているのだろう。

決勝という大舞台。
大事な開始15分経っても、滝二は相変わらず前がかりでプレスをかけていって、後ろでゆっくり回す久御山を捕まえられない。

久御山は京都のバルサと呼ばれるだけあって、徹底した組織力がある。
滝二が前からプレスしてくれば、後ろにバランスをとっていなす。久御山のアンカーがよく効いてた。
また、滝二が引いたら得意のパスワークとドリブルで崩す。
徹底していた。

しかし、試合を動かしたのは滝二だった。準決まででゴールランキング1位タイの日本代表岡崎二世と呼ばれる樋口君と、3位のキャプテン浜口君のダブルブルドーザー。この2トップ半端ない。

明らかに久御山の展開力に対して、コンパクトに、数的優位を作って守備から入る滝ニ。要はカウンターの切り替えとスピードが攻撃の鍵になる。カウンターとはいえ、後方からの援護なしではゴールまで辿り着くことも困難です。(いきなりボール奪ってカウンターになる直後のシーンは、大体攻め2人、相手の守り4.5人ですよね。)

ですから、一度トップに当ててキープしている間に、後方からの援護を待つと。
昨年のワールドカップで本田がやってた仕事ですね。
相手ディフェンダーのきつい当たりにビクともせず、体をはってキープして時間を作る。

樋口君と浜口君は確実にキープして、次の展開を作っていました。
本田が2人、いや、ヤンカー(元ドイツ代表、巨漢フォワード)が2人か。分かりやすく言うならばキャプテン翼のじとう君並の安定感。わかりづらっ!笑い

このようなポストプレーの安定感だけではなく、スペースの創出などボールを持っていない時の動きもいい。

前半だけでダブルブルドーザーで1点ずつ決め、前半折り返して2ー0。

「どんなに辛い時も笑顔で」という岡本真夜のような久御山のスローガン。半ば強引に慰めてくれる岡本真夜さんのようなスローガンである。
2点ビハインドでも、後半のピッチ上の彼らは笑顔だった。

当然2点追いかける形になるので、滝ニのカウンターの脅威を肌で分かっていても、攻めなければならない。
しかし、後半の滝ニはリードによって安心したのか、プレスの位置を下げて前半よりもコンパクトなゾーンを敷いて安定している。

そして、また滝ニのカウンターにつかまり、3ー0。

久御山も攻め込んではいるものの崩せない。
「中央突破の久御山」と称されるだけあって、執拗にペナ前では中央突破を図るものの、中をがっちし固めた滝ニを前に崩す前に囲まれてしまう。
強引に何とか1点を返し3ー1。

久御山に笑顔が戻ったその直後に、樋口が決める。これで単独大会得点王だ。ポテンシャルが非常に高い。恵まれたボディバランスと、ゲームの流れを読む感覚、そしてゴールへの得点感覚 いや、嗅覚と言うのだろうか。

後半残り15分で3点差。誰もが決まったと思った決定的な1点だった。


不気味にすら感じたのは、それでも久御山は笑顔だった。

前半から細かいパスで展開し、ゲームをコントロールしてきた久御山は、ビハインドからくる精神疲労と体力面でも動きが格段に落ちてしまった。

それでも、中、中、とひたすら中央から突破を図る。現代サッカーにおいて、中一辺倒のチームなど相手からすれば守りやすい他ならない。
一旦中から外にはたくことで、中に縮まっていた相手ディフェンダーを広げスペースを作る。
これが定石の筈だ。

なのに、この時間帯においてもただにたすらに中央突破を仕掛ける久御山。
阿呆なのか。
何故監督は支持しないのか?


もう勝負は終わったと思ったその瞬間から、奇跡が起きた。
しかし、なんと強引に中をこじ開け連続ゴールで2点を返す。4ー3の1点差。


私は大きな勘違いをしていた。
久御山の執拗な、言ってしまえば無謀な中央突破は、彼らの特徴と言うには足らず、固執でもなく、「プライド」なのだ。

このメンバーで、このスタイルで3年間共に闘ってきたのだ。
ひたすら中央からのフィニッシュという形を積み上げてきた。
賛否両論はあっても、ピッチ上の選手、ベンチの選手、監督、スタッフ一丸となって、このスタイルを信じていた。


思えば、ペナ前までの彼らは京都のバルサと称されるだけあって、素晴らしい組織力を持っているから、外を使う技術は持ち合わせている。
サイドの精度、トップの質を重々考慮してこの形を昇華してきたのだろう。


マッドマイク、クロマニオン、洋平くん、その他素晴らしいミュージシャンから、そして絵描き、映画、技術者、ひとつのことをひた向きに日々突き詰めていく姿勢を、また久御山にも教えてもらった。
半端なことじゃない、毎日、毎日、苦しみながら悩みながら突き進む意志。
私の音楽などまだまだまだまだだと自省する。



そして、残り5分。
ここからは精神力。安西先生曰く、「勝ちたいと思う気持ちの強い方が勝つ」

久御山は明らかに体力を失っていた。
苦闘の末に取った3点目で気力で走っていた。
それでも笑顔絶やさず...。

骨折っても笑っていた長谷部とは笑いの質が違うのである。

滝ニは縦のラインのバランスがいい。
トップ下とボランチのポジショニングがこの時間帯になって冴え、久御山に攻め込ませない。

ロスタイム、ボランチからの長いパスに反応した樋口がダメ押しの5点目を取り、試合は終了した。

5ー3

スコア以上に内容のいい試合だった。


ヒーローインタビューでの浜口君は控えめにこう言った。「まさか勝てると思わなかったし、追いつかれそうになった時はもうヤバイと思いました。兵庫から応援に来て下さった方々に心から感謝します。」

ピッチ上でとにかく声を出して、鼓舞し統率する浜口くんの姿には、勝てると信じている気持ちに溢れていたぞ。
そこは遠慮せず、信じて闘いましたって言っていーよ!

夏のインハイで負けた後、このままじゃいけないと、自宅通いから寮生活に切り替えたキャプテン。
このチームに懸ける想いが伝わった。

弟に聞きましたが、このJリーグが発足したから生まれてきた世代は、僕らのように熱くなり過ぎないようです。
ルーキーズみたいなノリはないそうです。笑

Jリーグ発足後は、ユースは勿論、
Jrユース、プライマリーの世代に対しても日本サッカー協会は強化、整備していきます。

よって、このように全国区の選手達は小、若しくは中学生の頃からクラブチームで高等な育成をされ、さらに優秀な選手は区や市の強化指定選手になり、常に高いレベルで切磋琢磨してきたわけです。

すると、どうしても「チームより個人」の意識が高くなるわけです。

実際に滝ニの監督も、
「我の強い選手ばかりで上手くチームが機能しない時期も沢山あった。チームとしてのまとまりがなければ勝つことは出来ない。わざとほったらかしにして自分達で話し合う時間も作った」

キャプテンは必死だったのでしょう。
インタビューから伝わる控えめな彼だからこそ、ワガママで自己中心的な選手達を上手くまとめられたのかもしれない。

ジーコ監督時代のドイツワールドカップの時と同じだろう。
ジーコはチームの規律に関しては全くのノータッチだったそうです。それもプロだから自分達で話し合うのが当たり前であろうと。
まぁ、ゲーム内での共通意識や共通理解すらなかったこの時の日本代表は惨敗して帰ってきた。

海外組と国内組にはっきり別れてしまい、試合に出られない者達はますますチームから気持ちが離れていく。

それが昨年の南アフリカ大会では、直前まで大エースだったベテラン俊輔や楢崎までもが、ベンチや練習試合は元より、宿舎でもチームをまとめようと努力していた。
ひとつになること。
それがあのベスト16という結果を生み出したのだろう。


浜口君は、スター選手が揃ってもまとまりがないから優勝出来るとは思わなかったのだろう。それを必死にまとめ上げた浜口キャプテンを尊敬する。

彼の涙には安堵が滲み出ていた。

私の弟の代は東京都予選で西が丘までいったが、やはり個々のレベルは
高いが、チーム内は熱さに欠けていたそう。
熱いからこそ、部活は楽しいのに。



来年もまた素晴らしいドラマが、この変わることのないテーマ曲の旋律と共に繰り広げられるのだろう。