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この手にふれて
どんなときでも
何が起こっても
この手にふれていて
どんな災いが降りかかろうと
どんな不幸がおきようと
この手にふれて
この手を離さないで
この手のぬくもりを
ずっと感じていて
春が来るから
邪気払え
春を呼ぶなら
清めおけ
地から湧きくる春もある
踏み鳴らしても
叩き出せ
海から来る春もある
まだ行かぬというなら
風に頼んで誘い出せ
さあ来い、春よ
払いは済んだ
さあ来い、春よ
清めは済んだ
さあ来い、春よ
来いよ、来い、来い
内海しか知らぬ船は島影に守られているとも知らず
はやる心がもやい綱をもどかしげに解いてゆく
漕ぎ出す先は
汀波が約束されているはずもなく
その先は荒海かもしれず
時には泥海もあり
また時には靄に波すら見えない日もあろう
そうするうち戻る港を見失っていく
風を受け進む船
あえなく沈む船
逆風をもろともせぬ船
傷つき尽くす船
荒海を割ってゆく船
息絶え絶えの船
それでもひるむことなく海原を進んでゆけ
漕ぎ出す君に最後に問う
背伸びをしてまで見ようとしていた風景がそこに広がっているか
ふるさとは今頃雪の中だろうか
ふるさとの海は今日くらいは穏やかだろうか
ふるさとにまだ冷たい風が吹き下ろしているだろうか
ふるさとはこの日だけでも昔に戻っているのだろうか
ふるさとは今も雑踏の中にいるだろうか
帰る言い訳を見失った者はまた帰りそびれる
それでも、ふるさとはただ佇んでいる
何も言わず待っている
積もる思いで待っている
すべてを拭い去っていくように陽は昇っていく
一人じゃないとうそぶく歌が街に流れ
合わせるようにイルミネーションが揺れる
途切れることも
立ち止まることもない雑踏をうつむき加減に通り抜け
冷え切った風がその後を追い越していく
凍える体を折れそう月だけが今日も暖める
一人の時に泣いてはいけない
そう言いたげに細い光だけが頑な肩を抱きしめる
いつまでも寄り添うようについてくる
使い方がイマイチわからない・・・これからどうなることやら・・・(>_<)
とにかく時々アップしていきますので、よろしくお願いします。





