3連敗して、まずい、まずい、なんて思っていたら…
昼に見たニュースで、引退を目にしました。
職場の相撲好きなコと
「今日だったんだね…」「もう見られないんだ…」と、言葉少なく会話しました。
長男・庄さん(7歳)が、お相撲大好きになったのは、白鵬全盛期。
その白鵬が平成26年名古屋場所に30回目の優勝を目前にして、白鵬に黒星をつけたのが稀勢の里でした。
庄さん(当時3歳)の胸に刻まれた稀勢の里の姿。
そこから、稀勢の里を応援し続けました。
稀勢の里の強さも、弱さも、丸ごと大好きだった庄さん。
なかなか優勝できない稀勢の里。悔しさを一緒に噛みしめました。
優勝の時、庄さんも一緒に泣きました。
横綱昇進を見届けて、庄さんは安心し、稀勢の里ファンから一歩引いた相撲観戦をするようになりました。
私「庄さん、大切なお知らせがあります。」
庄さん「なになに?」
私「稀勢の里が、今日、引退しました」
庄さん「…そっか…やはり、仕方ないよね。横綱は勝たなくちゃいけないからさ、負けてたらダメだから」
私「庄さんは、どの取り組みがいちばん思い出に残ってる?」
庄さん「やっぱ、優勝したときの、照ノ富士との取り組みかなあれは、震えた!」
私「ケガしてからがね…あの時、絶好調だったでしょ?ケガがなかったらって思っちゃうなぁ…」
庄さん「いや、日馬富士は、悪くないよ。」
私「?なんで日馬富士?」
庄さん「日馬富士との取り組みで、ケガしちゃったでしょ?」
私「よく覚えてるねぇ」
庄さん「あれは、お互い全力だから。相撲は全力でやるものだから。仕方ないんだ。日馬富士は悪くないよ」
ありがとう、私たちのヒーロー。
お相撲の世界を深めてくれたのは、稀勢の里が苦労を重ねて横綱になってくれたから。
「我が土俵人生に一片の悔いなし」
さまざまな重圧を背負って、大きな怪我を背負って、悔いがないかと言えば、そうではないと思います。
でも、自分の生き方、歩み方に、「悔いがない」と言えるように、私もなりたいと、涙が出ました。
土俵にいなくなるのは、本当に寂しい。
お疲れ様。ありがとう。忘れられない力士です。
私「稀勢の里、親方になるんだって。」
庄さん「それはいいね!なんて名前?」
私「荒磯親方だって」
庄さん「じゃあ、稀勢の里が、旭天鵬みたいに、解説とか向正面に座るの?」
私「稀勢の里、スラスラ喋れるイメージないけど…どうなのかしら…」
ほとぼり冷めてきたら、北の富士さんとのキャスティングをお願いしたいものです
さぁ、今からダイジェストで今日の取り組みを観戦いたします。
横綱の引退があっても、場所は続いて、力士が全力で戦っています。
今年の相撲界、世代交代の勢いが止まらないような気がしますね…