新年ハゲ増しておめでとうございます。

 

元日は実家に帰らせていただきましたが、そのめでたい席で母の一言が。

 

「アンタ、ちょっと髪が薄くなってきたんじゃないのっ!?」

 

ええ、知ってますとも。

 

ここ最近、対面した方からの視線のレーザービームが、

 

主に私の前頭部あたりに照射されていることにハッキリと気付いた時、

 

中年思春期である私の心がどれだけブレイクしたことか。

 

この先、

 

この視線の嵐の中、

 

薄毛を隠し続ける勇気なんて、

 

僕に、あンのかぁいっ!?

 

(↑セカオワのボーカルを強烈にライバル視)

 

 

……とはいえ増毛系アイテムを購入する勇気もマネーも私にはありませんし、

 

いっそのことスキンヘッドにしちゃう、というパンキッシュな潔さも有馬温泉ですので、

 

伸ばした前髪をワックスで強引にヒン曲げて前頭部にセルフモザイクをかけるという、

 

昔で言うところの『バーコードハゲ予備軍スタイル』、

 

いま流行りの言葉で言うところの『髪ってます(断言)スタイル』で、

 

なんとか2017年を誤魔化しながら乗り切ろうと思っています。

 

もうちょい薄毛が進行したら、

 

2018年は白髪混じりの帽子をドンキで購入しようと思っています。

 

小倉さんがヘッドにオンしている、ああいうタイプのヤツですね。

 

 

さて、そんな毛根死滅系男子の砂肝ちゃんの年末年始。

 

皆様のご想像どおりというか、もはやマニュアル通りというか、

 

当然ながらパチンコ・パチスロ・アダルトサイト巡りの三本柱で過ごしております。

 

大晦日はエヴァ11を打ちまして、

 

9連チャン→時短中に単発(都合10連)→単発→単発→単発という、

 

ストックの切れた4号機みたいな挙動でしたが何とか勝ち逃げ。

 

元日はバーサスをちょい打ちしまして、

 

800ゲームの間に何とビッグ10回、バケ3回も引くという、

 

フケ専のゲイである店長の手による遠隔のような連チャンが発生。

 

帰宅途中の電車内で素直にウォーズマンスマイルを浮かべられるような、

 

気持ちのよい打ち納め&初打ちを終えることができました。

 

やはりたまにシッカリ勝つと、またパチンコ・パチスロが面白くなってきますね。

 

面白く打ち続けるためにも、今年は貪欲に勝ちに行きたいと思いま~す!!

 

 

……が、

 

電車に乗って遠くまで優良店に行って、

 

寒い中で店頭に並ぶ勇気が、

 

僕に、あンのかああいっ!?

 

(背後でピエロのお面をかぶった大男が首を横に振りながら両手で『×』マーク)

 

はい、皆さんメリー、クリスマスという訳でしてね、

 

今日はクリスマスっぽいようで、全然クリスマスっぽくない、

 

そんなお話をメレンゲ気分で、してみたいと思いまーす。

 

(※メレンゲ気分の時は、尿検査をお断りさせて頂いております)

 

 

 

私は若い頃に、

 

正確かつ具体的に言うと性欲が今よりもっともっと旺盛だったころ、

 

西武池袋線の沿線に隠れ住んでおりました。

 

都内在住の方でなければサッパリわからないお話ですので簡単にご説明いたしますと、

 

池袋東口にある西武デパートと直結している『西武池袋駅』と、

 

埼玉県の秩父市にある『西武秩父駅』を結ぶ私鉄、

 

それが西武池袋線でございます。

 

 

で、ヤング砂肝はその当時、

 

西武池袋線の車窓から外を眺めているとヒョッコリと視界に飛び込んでくる、

 

『パチンコ かめ』という文字だけが浮かんだパチ屋のネオン看板が大好きでした。

 

 

決して立派とは呼べない雑居ビル風の建物のてっぺんにさりげなく、

 

しかしながらその文字を読む者にそれなりのショックを与える、

 

『かめ』というひらがな2文字。

 

それは決して裕福とは呼べない家庭が迎えたクリスマスの日に、

 

近所のスーパーで買った小さなケーキの上に乗っかった砂糖菓子のプレートのように、

 

大人にとっては取るに足らない代物だったのかもしれませんが、

 

まだ大人になりきれていない、私のような若者にとっては確実に主役と呼ぶに値する、

 

素敵なオブジェ(オブジェか?)でした。

 

「パチンコかめには、どんな台が置いてあるのかな?」

 

「亀みたいな顔をした店長さんが、怖い顔をしてホール巡回しているのだろうか?」

 

「オーナーは亀田さんなのか、それとも亀山さんなのか、はたまた鬼頭さんかしら?」

 

「もしも『パ』の文字が消えてしまったら、SなのかMなのか良くわからない男の呟きになってしまうなあ……」

 

ぼんやりと夜空に浮かんだ『パチンコかめ』の小さなネオン。

 

ささやかな街灯りは、黄色い電車に押し込まれて家路を急ぐ私の想像を、

 

ほんの少しだけ膨らませてくれるエレクトリカル・パレードでした。

 

……すまん、パレードは言い過ぎた。

 

 

 

ところが、それから数年後。

 

諸事情によって都内から離れて暮らしていた私が久しぶりに西武池袋線に乗り、

 

あの看板を見るのをワクワクしながら待ち構えていたところに飛び込んできた風景に、

 

私は言葉を失いました。

 

そして、失望しました。

 

そこに、「ぱちんこ かめ」の文字はありませんでした。

 

代わりに夜空に浮かび上がっていたのは、

 

 

「パーラー タートル」

 

 

……英語になっちゃったよ。

 

何でも横文字にすればいい、という訳ではないでしょうが!

 

太陽が西の空に燃え尽きて落ちて行く黄昏時に灯るネオン。

 

ひなびた街並みを包み込んだ夕闇に浮かぶ「かめ」の不器用な明滅。

 

その古き良きレトロ感が、だいなしです。

 

何がタートルだっ、バカバカしいっ!!

 

私は、この世界を呪いました。

 

パーラータートルのオーナーのことも、呪いました。

 

ついでに、この街に戻って来るきっかけになってしまった、

 

元・職場の上司も、ちょっとだけ恨みました(典型的な逆恨み)。

 

そして、

 

西武池袋線に乗る楽しみがひとつ減ってしまったようで、

 

何だかさびしくなってしまいました。

 

 

そして、さらに数年後。

 

すっかり大人になってしまった私がふとしたきっかけで西武池袋線に乗ったところ、

 

「パーラー タートル」の看板すら目にすることができませんでした。

 

おかしいな、と思い検索サイトで調べてみたところ、

 

その店の名前を探し当てることはできませんでした。

 

どうやら、とうの昔に無くなってしまっていたようです。

 

「かめのように、長く生きられた店ではなかったのか……」

 

私は、遠い昔の夜空に思いを馳せながら、

 

いつの間にか黄色からメタリック・シルバーへと変わっていた電車に揺られ、

 

母の待つ家へと帰っていきました。

 

 

それから、どれぐらいの時間が流れたのでしょうか。

 

遠い夜空に浮かんでいたネオンのことなど、もうすっかり忘れてしまっていたつい先日、

 

西武池袋線の練馬駅にフラリと立ち寄ったその瞬間、私は再び言葉を失いました。

 

お世辞にも立派とは言えない、駅前のパチンコ店。

 

そこに書かれていた文字は……

 

 

「パーラー  ニューかめ」

 

 

……果たして少年時代の私が見ていたのは、

 

この店のネオン看板だったのでしょうか?

 

それとも移転して、この場所に店を構えて現在に至っているのでしょうか?

 

知りたいような、どうでもいいような不思議な記憶ではありますが、

 

「かめ」と言う名の、このパチンコ店。

 

いつまでも沿線の皆さんに愛されるホールであり続けて欲しいですね。

 

 

……ま、

 

言うても私、この店ではパチンコ打ちませんでしたけどね。

 

皆さんは『世界四大ボブ』の名前を全て言えますか?

 

まずは先日、ノーベル賞をゲットしたボブ・ディラン、

頭に麩菓子をたくさんブラさげているレゲエのおじさんことボブ・マーリー、

自身のパチスロがアルゼから出たことでもお馴染みボブ・サップ、

そして最も有名なのが元おニャン子クラブの中島美春さんと結婚した、

とんねるずの元マネージャー・ボブ市川氏です。

以上4名の名前は私も日本史の授業で習ったので、ハッキリと覚えています。

 

ところが先日、ボブ四兄弟の次男ことディランちゃん、

ロックの殿堂入りを果たしたことでも良く知られているボブ次郎さんが、

あろうことかノーベル賞の授賞式をバックれるという大事件を起こしてしまいました。

 

果たしてディランは授賞式の当日、どこへ行っていたのでしょう?

パラッツオ鳩ヶ谷店で2円パチスロを打っていたのでしょうか?

それとも、新宿ロフトプラスワンでお酒を飲みながら、

「パチマガの助六さんって小学生の頃からあんなハスキーボイスだったのかな?」

みたいなことを考えていたのでしょうか?

はたまた自宅で乳輪周辺のムダ毛を処理していたのでしょうか?

それは全て私の平成28年12月10日の私のプライベートの話ですが、

ボブちゃんはいったいどこで、何をしていたのでしょう?

もしかして鴬谷のホテルに人妻風俗嬢を派遣してもらっていたのかも知れませんが、

その可能性はおそらく2%ぐらいしかありません。

たぶんディランちゃん、来日していませんから……

 

ま、

授賞式に出なかったからといって賞金が半分になっちゃうとか、

列の最後尾に並ばなければならないみたいなペナルティも無いと思いますが、

いったい何をしていたのか激しく気になりますね。

 

そしてもうひとつ気になるのが『ノーベル賞』、

正式名称は『ぱちんこCR北斗の拳 ~ノーベルの賞~』をゲットすると、

いったい何がもらえるのか、ということですよね。

 

調べてみたところ、まずは賞金です。

こちらは10,000,000スウェーデン・クローナ、

日本の末端価格で約1億5千万円ぐらいになるそうです。

あ、スウェーデン・クローナというのはオクラホマ・ミキサーみたいなヤツじゃないですよ?

ダイナマイトを作ったノーベルちゃんの母国、スウェーデンの通貨ですよ?

それから「ダイナマイトを作ったのはIGTじゃなかったっけ?」みたいな、

4号機世代のミニボケも要りませんから。

 

続いて副賞として賞状とメダルがもらえるそうです。

賞状は是非とも小松政夫さんにから手渡してもらいたいですね。

メダルはパチ屋の現役店員さんがジェットカウンターに大量のメダルを流す際に、

「あ、これは他店のメダルですね~」みたいな感じでヒョイっと取り除いたら、

それが実はノーベル賞のメダルだった、みたいな感じで手渡して欲しいですね。

ちなみにこのメダルは表面にノーベルちゃん、裏面に自由の女神(フリーガールゴッド)、

それぞれのご尊顔が刻印されているそうです。

一度は換金所に持って行って、中で台湾ドラマを観ながらせんべい食ってるオバちゃんに嫌な顔をされてみたいですね。

 

そんなわけでノーベル賞のノベルティについては、

京楽グッズの詰め合わせよりも若干ハイクオリティ、ということだけわかりましたが、

ディランちゃんが何をしていたのかは未だにわかりません。

わかりませんが、だからこそミステリアスでカッコいいですね。

私もディランちゃんみたいな、素敵な老人になりたいなぁ……。

(魔法少女に憧れるピンク髪の女を意識) 

 

そんな訳で私も死ぬまでには、

ノーベル残念賞(副賞はミニウィンナー1本と、鈴カステラ2個)ぐらいはゲットしたいと考えていますので、今後も毎週日曜日の2スロ生活を続けていくつもりです。

審査員の皆様、応援ヨロシク!!