昨日のブログに「ゴーストショック」の自筆イラストを書きましたが、

よくよく見たらあの絵を描いた紙って、

某ホールの日毎データ集計表でしたね…

まあ、

気付かなかったことにしましょう(キッパリ)!!






…さてさっそく昨日の続きです。

パチスロ「ゴーストショック」のナビ音声が、

全く意味不明の単語であることに悩んでいた私ですが、

つい先日フラッと覗いてみたパチスロサイトに、

なんとその答えがバッチリ書いてあったのです!!

全宇宙が気になるその答えとは、

私が「レイニーミー」と聞こえていた赤7、

これがまず「ブラッディセブン」、

「ブレッドオン」と聞こえていた黒7が「ブラックキャッスル」、

そしてセミの鳴き声に聞こえていた青い棺桶のナビ音声は、

「トゥーム」なのだそうです。



へえ!!

なるほどネ!!









…って、

ちょっと待たんかいいいいっっっっっ!!!!!





私も結構イイ大人ですよ、

スーツの似合うナイスガイですよ、

キッスの仕方も知っているアダルトダンディズムですよ、

手元からこぼれた5スロのメダルをナイスキャッチする、

スポーツマンシップマンですよ。 ←なにそれ?



ちょっとやそっとのことじゃ怒ったりしないオッサンですけどね、

さすがにこれはムカつきましたよ、

今っぽく言うならば激おこブンブン丸(@ファミ通)、

ロデオのギンギン丸ですよ。

だって、

レイニーミーがブラッディセブンですよ??

ブレッドオンがブラックキャッスル??

ミーンがトゥーム??

全問不正解じゃないですか。

来年の春も早稲田予備校じゃないですか。

というよりこれじゃまるで、

①私の耳が悪い

②私の頭が悪い

③私の存在そのものがイタい

④サミーは悪くない

という4択クイズを鼻先に突きつけられたようなモンですよ!?

(正解は4つ全部ですね)




これホントマジな話、

土曜日だというのにエースコックのスーパーカップを食べ終わったらすることナシ、

というようなエース級のヒマ人はユーチュウブとかで、

「ゴーストショック」で検索して実際の音声を聞いてみて下さいよ…

赤7や黒7はともかく、

棺桶は絶対に「トゥーム」って聞こえませんから…

ちなみに英語で「トゥーム」は日本語で「墓」という意味らしいッス。

英検8段ナメんな、と言いたい。

むしろ叫びたい。

ついでに君が好きだと叫びたい(スラムダンク)。








…12年前の遠い記憶の中のあの夏、

私は阿佐ヶ谷で左リールに墓の絵柄を目押ししながら、

瞬く間に過ぎ去っていこうとする季節の中で、

セミの鳴き声を遠くに聞いていたのですね…

(オチに困ってムリヤリ綺麗にまとめようとするズルい手段で終了)


10年以上も前から気になっていながら、

ついつい書きそびれていたことを遂に書こうと思います。


皆さん、

「ゴーストショック」というパチスロ機をご存じでしょうか…??







…はい、

ほとんどの方が目を逸らしましたので簡単にご説明いたしますね。

「ゴーストショック」は2002年の夏頃にホールに登場した、

サミーのAT機でございます。

当時のサミー系のAT機と言えば、

獣王やインディ、一撃帝王などに代表される12種類の15枚役があって、

AT中はこの15枚役の成立パターンの完全ナビが発動、

キッチリ目押しすればメチャメチャな勢いでメダルが増える、

というやつばっかりでしたが、

この「ゴーストショック」も正にその仲間の一人でした。




にもかかわらず、あまり知名度が無いのは何故か。

ここからは私の予想ですが、

たぶん面白くなかったので、

メーカーもプレイヤーも脳内メモリーをクリアしちゃった
んだと思う。



とはいえそれだとちょっと困るので、

私が「ゴーストショック」という台について簡単に説明させて頂きますね。

まず画像がコチラ。

拾ってくるのが面倒だったので私の手書きです。






…拾ってきた方が早かったッスね。

というかこの台だと、

どこからメダルを入れてどこからメダルが出てくるのか、

全くわかりませんね。

まあイメージだけは伝わるかなと思います、

わかりやすく言うとCRモンスターハウスっぽい、

わかりにくく言うと小学生に描かせたオバケ屋敷の思い出っぽい、

わかってない言い方をするとファミコン版スウィートホームみたいな、

そういう世界観です。




で、この台。

とにかく設定毎の特徴がわかりやすく差別されています。

高設定だとメチャメチャ出ますが、

低設定だと告別式です。

高設定を打っているとソープでマットプレイ気分ですが、

低設定を打っていると田端駅前で公開自慰気分です。

幸いにして私が当時よく通っていた阿佐ヶ谷のミッツというパチスロ屋は、

そこらへんを機種特性をよく理解していたようで、

そこそこの設定を入れていた(と思う)ので、

まあまあ遊べたのを覚えております。




で、ここからがようやく本題なのですが、

このゴーストショックという台のナビの音声、

これが全くもって理解不能なんだったんですわ…。

例えば獣王だと、

左リールに赤7(ライオン)を狙う場合は、

「ガオー!!」というライオンの鳴き声がしました。

同様に左にゾウを狙う場合は「パオーン!!」、

ダチョウを狙う場合は「グラッチェ」という鳴き声がしたので、

プレイヤーはその音声だけで左にどこを狙うべきか、

ただちに判断することができました。


ところがこの「ゴーストショック」の場合は、

左リールに赤7を狙う際は「レーニーミー」、

黒7を狙う時には「ブレッドオン」、

青い棺桶図柄を狙う場合は「ミーン!!」

という、

ひとつ残らず理解不能な単語を言い放つのです…

しかも赤7と棺桶の場合は、

グリコ森永事件で現金受け渡しの際にテープに吹きこまれていた、

子供の声と同じようなチャイルドボイスで、

黒7の時だけは、

ゆでたまごを食っている最中の中尾彬みたいなくぐもった声で、

それぞれナビされるのです。

なんで黒7だけネジネジマフラーの人なのか、

それだけでも既にわけがわからないのですが、

ナビの英語の意味すら全くわからなくて、

当時の私は阿佐ヶ谷の航海屋というラーメン屋で、

一人で苦悩しながらチャーシューメン食ってましたよ。

ちなみに現在は英検8段を取得したエリートの私が強引に和訳すると、

赤7の「レイニーミー」は「私に雨水をかけて」

黒7の「ブレッドオン」は「パンの上に乗れ」。

青い棺桶の「ミーン!!」は「せみ」。

ゴーストショックというより私がショックですよ、これじゃ。




…とまあ、

それ以来13年間もこの謎を引きずって生きてきたのですが、

なんとつい先日、

この謎がパックリと解けたのです。

が、

その話は長くなりましたのでまた明日…。



友達からもうすぐ引っ越しますというメールが届いたのですが、

私の場合は職業病なんでしょうね、

引っ越し先の地名を聞くと真っ先に駅前のパチ屋の名前が、

パッと頭に浮かんじゃって、

それを口に出さずには(あるいは書かずには)いられなくなるんスわ。

例えば武蔵小杉ならエンジェル、

下赤塚なら将軍、

竹ノ塚ならパール、

久米川ならパチンコ大学みたいな感じで、

地名が目についた瞬間に反射的に名前が頭に浮かぶんスわ。

ちなみに、

この特技を我がパチ屋のオーナーの前で披露したところ、

「お前、

ちょっと気持ち悪いよ…」


と、

今後の手取りに悪影響を及ぼしそうなリアクションをされてしまったため、

なるべく人前ではやらないようにしているのですが、

昔から都内でパチンコ打ってる人とこういう話をすると、

そこそこ盛り上がったりするんですよね。

「三鷹に住んでるんスね~、

ニューヨークで打ってたりします??」

という感じで質問したら、

「ああ、ニューヨークと言えば吉祥寺にもありますね…

ってそれラブホっすわ!!

あ、ちなみにニューヨークはもう無いッスよ、

今はそこメッセになってます!」


というような感じでノリツッコミしてくれたり、

「私は最近まで立川で打ってましたよ、

一千大で良く打ってましたね~」

とボケたつもりが、

あまりにも時代が違い過ぎてキョトーンとされたりと、

いろいろ楽しかったりします。


で、

そう考えると繁華街のパチ屋って小さな店はほぼ壊滅してて、

小さな街だとまだまだ老舗が頑張っていたりして嬉しいッスね。

具体的に言うと件の立川だと20年以上残ってるのって、

たぶんミナミさんだけだと思うし、

新宿だとジャンボ、緑豆本店、日拓(エスパス)ぐらい?

メトロ会館(ニューメトロ)も相当長いか…

西口はあまり詳しくないけどアラジン、フレスコも長いよね?




…とまあ、

そんな昔話をするパチ仲間も店と同じぐらいずいぶんと減ってしまったのが、

正直、少し寂しいです。

なのでせめて今後は少しだけ、

パチ・スロに関する昔話が増えるかもしれませんが、

「ああ、

おじいちゃんの病気がまたはじまっちゃったんだな…」


と、

夜中にイヤな音を響かせている冷蔵庫を見つめる時のような気分で、

今後もお付き合い頂けると幸いです。

色褪せた記憶を美化してさも良かった時代であったかのように、

偉そうに語るのは私らしくない気がしますが、

「砂肝ちゃんは当時も今もどうしようもねぇ阿呆だったんだな」と、

その動かぬ事実を知ってもらうために語るのは、

いかにも私らしくて良いんじゃないかなという気がします。

ここからさらにもう20年頑張ってパチンコ打ち続けて、

悪い意味でのリビングレジェンドになるつもりですので、

今後とも適度な距離感を保ちつつお付き合い下さいませ。