友達からもうすぐ引っ越しますというメールが届いたのですが、

私の場合は職業病なんでしょうね、

引っ越し先の地名を聞くと真っ先に駅前のパチ屋の名前が、

パッと頭に浮かんじゃって、

それを口に出さずには(あるいは書かずには)いられなくなるんスわ。

例えば武蔵小杉ならエンジェル、

下赤塚なら将軍、

竹ノ塚ならパール、

久米川ならパチンコ大学みたいな感じで、

地名が目についた瞬間に反射的に名前が頭に浮かぶんスわ。

ちなみに、

この特技を我がパチ屋のオーナーの前で披露したところ、

「お前、

ちょっと気持ち悪いよ…」


と、

今後の手取りに悪影響を及ぼしそうなリアクションをされてしまったため、

なるべく人前ではやらないようにしているのですが、

昔から都内でパチンコ打ってる人とこういう話をすると、

そこそこ盛り上がったりするんですよね。

「三鷹に住んでるんスね~、

ニューヨークで打ってたりします??」

という感じで質問したら、

「ああ、ニューヨークと言えば吉祥寺にもありますね…

ってそれラブホっすわ!!

あ、ちなみにニューヨークはもう無いッスよ、

今はそこメッセになってます!」


というような感じでノリツッコミしてくれたり、

「私は最近まで立川で打ってましたよ、

一千大で良く打ってましたね~」

とボケたつもりが、

あまりにも時代が違い過ぎてキョトーンとされたりと、

いろいろ楽しかったりします。


で、

そう考えると繁華街のパチ屋って小さな店はほぼ壊滅してて、

小さな街だとまだまだ老舗が頑張っていたりして嬉しいッスね。

具体的に言うと件の立川だと20年以上残ってるのって、

たぶんミナミさんだけだと思うし、

新宿だとジャンボ、緑豆本店、日拓(エスパス)ぐらい?

メトロ会館(ニューメトロ)も相当長いか…

西口はあまり詳しくないけどアラジン、フレスコも長いよね?




…とまあ、

そんな昔話をするパチ仲間も店と同じぐらいずいぶんと減ってしまったのが、

正直、少し寂しいです。

なのでせめて今後は少しだけ、

パチ・スロに関する昔話が増えるかもしれませんが、

「ああ、

おじいちゃんの病気がまたはじまっちゃったんだな…」


と、

夜中にイヤな音を響かせている冷蔵庫を見つめる時のような気分で、

今後もお付き合い頂けると幸いです。

色褪せた記憶を美化してさも良かった時代であったかのように、

偉そうに語るのは私らしくない気がしますが、

「砂肝ちゃんは当時も今もどうしようもねぇ阿呆だったんだな」と、

その動かぬ事実を知ってもらうために語るのは、

いかにも私らしくて良いんじゃないかなという気がします。

ここからさらにもう20年頑張ってパチンコ打ち続けて、

悪い意味でのリビングレジェンドになるつもりですので、

今後とも適度な距離感を保ちつつお付き合い下さいませ。