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砂場

本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。



精神病院の閉鎖病棟へ、薬の過剰摂取のため入れられた主人公。自分は正常だと激しく主張するあまり、大暴れをして拘束されてしまうなど、何もかもが過剰な世界になっている。面白いけど、130ページというのが物足りない気がする。

『失踪日記』『今夜、すべてのバーで』『カッコーの巣の上で』などを思いだした。


失踪日記
イースト・プレス
吾妻 ひでお(著)
発売日:2005-03
おすすめ度:4.5
今夜、すべてのバーで (講談社文庫)
講談社
中島 らも(著)
発売日:1994-03
おすすめ度:4.5
カッコーの巣の上で
ワーナー・ホーム・ビデオ
ジャック・ニコルソン(俳優)ルイーズ・フレッチャー(俳優)ディーン・R・ブルックス(俳優)ミロス・フォアマン(監督)ケン・キージー(原著)
発売日:2007-12-07
おすすめ度:5.0



Amazy
仏教「超」入門 (PHP文庫 し 37-2)
PHP研究所
白取 春彦(著)
発売日:2007-06



ブッダの説いた教えと、僕たちが思っている仏教はかなり違うという内容。ヒンズー教からキリスト教のイメージが入っていたり、日本に伝わってくるまでに様々な要素が加わってブッダの教えと違っているということを紹介している。日本での仏教の教えも、日本人向けに変化したということで悪くはないと思うけど、ブッダが言っていたこととは違うということも知っておいて損はないだろう。ほんとは宮崎哲弥推薦の『誤解された仏教』を読もうと思ったのだが、さすが講談社学術文庫ということで仏教に無知な僕には理解できず、分かりやすそうなこの本を読むことにした。

仏教は原則的には霊についてほとんど関心をもっていないはずなのだが、怨霊が日常で当たり前である日本においてはそうもいかなくなる。

ふつうは、実体があるからこそ、そこに物や人が存在していると考える。しかし仏教では、その存在はたんに現象にすぎないのだと見る。
だから、「空」とは、決して存在の「無」を意味する言葉ではなく、実体の「無」を意味すると同時に、現象の「有」を意味している言葉、となる。
では、そこに実体がないのに、どうして現象が生じているかのか。
現象が相互に限定したり依存したりすることによってである。
現象のこの相互依存は、「縁起」と呼ばれる関係である。「縁起」によって、現実世界がここに生じているというわけだ。

「救い」というと、奇跡のようなことが起きたり、病気が治ったりするようなことを想像する。しかし、何かがガラリと変わる前に、自分の心の向きが変わるのがふつうである。
自分の心が変わることによって体も変わり、周囲も変わる。総じて、その変化が具体的な救いとなるわけなのである。

ブッダの悟りに関する言説と縁の思想を真だと信じるのが仏教なのだから、本当の仏教者ならば、極楽浄土や地獄が死後に存在すると考えるべきではないだろう。
では、「浄土」「彼岸」「仏国土」とはいったいなんなのか。
それは仏の世界のことだ。仏の世界とは「縁」という関係性で世界を見ることによって「空」を知り、ついに煩悩から離れた状態のことである。
すなわち、「浄土」も「彼岸」も「仏国土」も、完全に仏教思想で世界を見るようになった心の平穏な有り様の比喩だということなのだ。
比喩に用いられた概念をあたかも事実のように考える、それこそ仏教者がもっとも嫌って捨てるべき「妄想」であろう。

大事そうな所だけ抜き出したので意味が伝わりにくい部分もあるが、本文ではとても丁寧に説明しているのでかなり分かりやすい内容になっている。仏教ではなく仏陀の教えを理解したい人におすすめ。もっと深く知りたい人は『誤解された仏教』を。

誤解された仏教 (講談社学術文庫)
講談社
秋月 龍珉(著)
発売日:2006-09-08

講談社文庫と集英社文庫が入荷。講談社、予定にあった『電波男』は来月に延期でコーンウェルの新刊は24日予定。集英社はいつも20日だけど、年末のため前倒し。

ブルータス の特集が『読書計画2008』

■ 太田光→カート・ヴォネガット
■ 池澤夏樹→世界文学全集
■ 町田康→猫文学
■ 鹿島茂→山本夏彦
■ 内田樹→タツル360度
■ 高城剛→水の読書遍歴
■ 中川翔子→ギザ貪欲読書
■ いしいしんじ→奇想・幻想の旅
■ 甲野善紀→カラダvs.カラダ
■ 本棚コンペティション 4人の選書家が、ある人のために本棚をプレゼンします。
■ 小西克哉→アメリカ大統領選
■ 佐藤めぐみ→女優道
■ 阿曽山大噴火→裁判員入門
■ 小山薫堂→本嫌い
■ 高田純次→Yondenai!
■ 時代小説推薦委員会→江戸時代
■ 本と出会う場所。16のカフェ、バー、書店。 金沢ビーンズ/石川県金沢市、大佛茶廊/神奈川県鎌倉市、cafe ordinaire/東京都世田谷区ほか
■ マイラ・カルマン→ピクチャーブック
■ 片寄明人→本・ラブ
■ 伊藤桂司→図鑑
■ タクラム→デザイン
■ 野村訓市→20代の必須読書
■ 井土紀州→全共闘
■ 橋本麻里→源氏物語への道
■ ヨムトコロ1 JR西日暮里駅
■ ヨムトコロ2 多摩美術大学図書館
■ ヨムトコロ3 神奈川工科大学の工房
■ ヨムトコロ4 千里リハビリテーション病院

幅広い内容で、この全部に興味があるという人は少ないかも知れないが、どれも面白い。

キノベスも発表 された。1位はちょっと予想外。ミステリランキングよりもバラエティに富んでいて、ノンジャンルの本読みにはこちらのほうが楽しめる。ミステリ系よりもこういうランキングがもっとあればいいのに。



BRUTUS (ブルータス) 2008年 1/15号 [雑誌]
マガジンハウス
発売日:2007-12-15
てのひらの迷路 (講談社文庫 い 101-3)
講談社
石田 衣良(著)
発売日:2007-12
空の境界 中 (2) (講談社文庫 な 71-2)
講談社
奈須 きのこ(著)
発売日:2007-12
おすすめ度:4.5
谷崎潤一郎犯罪小説集 (集英社文庫 た 28-2)
集英社
谷崎 潤一郎(著)
発売日:2007-12

Amazy
ちくま文庫の発売日。うちは配本がありません…。「本の雑誌」1月号が入荷。年間ベスト10の発表ということで、杉江さんが体を張って大変なことに(笑)

明日発売の週刊文春のミステリーランキングで、今年のランキングは一通り出揃う形となる。

文章読本さん江 (ちくま文庫 さ 13-4)
筑摩書房
斎藤 美奈子(著)
発売日:2007-12-10
私の好きな曲 (ちくま文庫 よ 20-1)
筑摩書房
吉田 秀和(著)
発売日:2007-12-10
生き地獄天国―雨宮処凛自伝 (ちくま文庫 あ 41-1)
筑摩書房
雨宮 処凛(著)
発売日:2007-12-10
本の雑誌 295号 (295)
本の雑誌社
発売日:2007-12

Amazy
土曜日に早川文庫が入荷、今日はsasaeru文庫、だいわ文庫、5次元文庫が入荷。sasaeru文庫は成美堂の女性向け文庫。5次元文庫も最近創刊されてもので、徳間書店によるもので、出版社さんから貰ったチラシには「超知×スピリチュアル×愛=5次元」という感動的なキャッチコピーがつけられていた。ひらたく言うとムー的な内容。こういうの好きです。


知らないとやばい!「闇の世界権力」レポート (5次元文庫 な 1-1)
徳間書店
中丸 薫(著)
発売日:2007-11-09
アカシック地球リーディング 5次元世界はこうなる (5次元文庫 (Zホ1-1)) (5次元文庫 (Zホ1-1))
徳間書店
ゲリー・ボーネル+高橋 克彦(著)
発売日:2007-11-09
おすすめ度:4.5
超都市伝説スペシャル 信じるか信じないかそんなの関係ないッ (5次元文庫 あ 1-1)
徳間書店
総本家あすかあきお(著)
発売日:2007-11-09
おすすめ度:5.0
宇宙が隠した最大の秘密 波動の真理 (5次元文庫 え 1-1)
徳間書店
江本 勝(著)
発売日:2007-11-09
おすすめ度:2.0

Amazy