『水木サンの迷言366日』 水木しげる・著/大泉実成・編/幻冬舎文庫 | 砂場

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本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。

水木サンの迷言366日 (幻冬舎文庫)
水木 しげる
幻冬舎
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僕の敬愛する水木しげるの迷言集。絵描きを目指して上京。戦争に召集され片腕を失う。極貧生活のなかをかろうじて漫画で食い繋ぎ、やがては売れっ子漫画家として多忙な日々を過ごす。そんな激動の人生を送ってきた水木先生の言葉は辛辣でありながら楽観的で、怠惰と情熱が同居する独特な世界観をつくりだしている。

僕はその全てに心酔する水木原理主義者ではないけれど、これらの言葉を読んでいるとなんだか落ち着く。NHの朝ドラ「ゲゲゲの女房」はちょっと爽やか過ぎではないかと思いつつ、活躍を期待しております。

金はほしがるとにげる P23

努力は、人を裏切る。P50

(マイレージカードについて)ああいうものを作ると、人生が複雑になりゃしませんかねぇ。P73

ツングースやギリヤークなんか、死が近づいてくると肉親が抱いて寝てやるんだ。最後まで一緒に寝てやる。日本じゃ望めんかもしれんけど、それが本当だと思うよ。P76

人間は寝ることによってかなりの病が治る。私は"睡眠力"によって傷とか病気を秘かに治し、今日まで"無病"である。私は"睡眠力"は"幸福力"ではないか、と思っている。P82

虫とか草とかが吐く言葉は、地球の言葉なんです。P103

他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさが大切。P166

よく大臣方が失敗される、あの女性関係というやつ、あれが長年の"ボクの夢"なのだが、多忙のため、いまだに実現できない。P171

みんな子供のときは妖怪です P200

妖怪というのはね、くだらんものを一生懸命見る努力をして、見えないものを無理矢理見るということなんです。P320


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