近頃、ネット業界の動きが激しいので少しまとめておく。
■ネット図書館
米Google,書籍本文検索プロジェクト「Google Print Library Project」を再開へ
ネット図書館を計画するグーグル。著作者の許可なく本をスキャンしているので提訴されているのだが、再開されている。
Yahoo!も書籍をデジタル化――Open Content Allicanceを発足
Microsoft、Yahoo!主導のデジタル図書館プロジェクトに参加
ヤフーとマイクロソフトが手を組んで、グーグルに対抗。グーグルが横暴すぎるので、こちらのほうが出版社などには受けがいいようだ。
■ページのばら売り
店の隣に大きな図書館ができたら書店経営もままならない。規模の縮小をして共存などという道を選ぶはずもなく、全面対決。ということで、ネット書籍業界に参入してくるグーグルに対抗するため、大幅な市場拡大を狙うアマゾンが打ち出した新サービス。世界規模での「図書館」と「本屋」の覇権争いではないかと思う。
Amazon.co.jpで書籍の中を立ち読みできるサービス開始
上記のニュースは全て国外だったが、日本でも「ばら売り」の前段階となる「なか見検索」が始まった。米アマゾンでは以前から始まっている。ここで本文をデータ化しておいて、一気に「ばら売り」へと移行する。
アマゾンとランダムハウス、グーグルへの対抗策発表--書籍の電子版を有料提供へ
当然のごとく、世界最大の出版社ランダムハウスも反グーグル。
■ネット古本屋
ブックオフ、中古書籍やCDのネット販売に本格参入へ、アマゾンの弱点を突き
ネット上の個人古書店や背取りなどがブームだが、これで一気にすたれるかも。アマゾン・マーケットプレイスやヤフオクなどと競合。
■ネット貸本屋
これは未確認情報らしいが、無料貸し出し(図書館)に対抗して、有料貸し出し(貸本屋)とは分かりやすい構図だ。
補足 書籍の著作権問題
[WSJ] Google、書籍スキャン再開へ――絶版書籍を中心に
グーグル側の主張(一部抜粋)
「われわれは、著作権付き作品については出版社と協力したい」とGoogleの製品管理担当副社長スーザン・ウォジッキ氏。同氏は、Googleは最初は主に絶版書籍を含む棚の蔵書をスキャンするが、誤って絶版ではない書籍も混ざっているかもしれないと話す。ウォジッキ氏によれば、同社はすべての書籍を検索可能にしたいため、最終的には作者と出版社の許可がなくても、絶版ではない書籍もスキャンするつもりだ。ただし、Googleが「著作権者の許可なく全ページを表示することはない」という。
どう考えても、絶版でも著作権の残ってる本をスキャンして自社のデータベースに入れて活用するのは問題だと思うのだが…。