一番、燃える試合 | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

先般のジェシー・ロドリゲスは見事だった。


これまで偉大なる老雄に勝って名前を売り、同じプロモーション傘下である中谷潤人が返上したタイトルの決定戦にすかさず出場。


チャベス、ウィテカー、カマチョと言ったかつてのグレートを踏み台にしたオスカー・デラホーヤを見ている様であまり好きになれなかったが………エストラーダ戦は素晴らしかった。


そのロドリゲス、クラスはSフライ級。

ここ10年以上、日本のお家芸となっている。


WBA王者 井岡一翔、WBO王者 田中恒成が対戦しても日本勢が不利予想に違いない。だが実績のある日本人が強い世界王者に挑む試合が一番、燃える。

今は2人共、目の前の試合に集中している最中。次の次を考える余裕はないかもしれないが、是非、ロドリゲスに挑む日本人が現れてほしい。

田中はハンドスピードならロドリゲスに負けていない。ただ、田中のコンビネーションが速いのは3発まで。4発、5発目も高速連打を打てるのがロドリゲス。

井岡は自分より速い相手と戦うのは日常茶飯事。日本ボクシング史上最高峰の技術と緩急で捌けるか、それともロドリゲスの暴風雨の様な連打に晒されるのか興味は尽きない。

西岡利晃がノニト・ドネアに挑んで以来の試合前にワクワクする試合になるだろう。

ロドリゲスには兄のリベンジもかかっているからドラマ性もある。


だが今は今週末のフェルナンド・マルチネス戦に集中。勝って夢に繋いでほしい。