史上最高額のファイトマネーが積まれるメインイベントを掲げた大興行。当然、アンダーカードも豪華。
世界戦以外にも注目のヘビー級ボクサーが登場。
●モーゼス・イタウマVSイリヤ・マゼンチェ(WBOインターヘビー級決定戦)
まだ10代のヘビー級ボクサー、イタウマのプロ9戦目。
初回、サウスポーのイタウマが上体を動かしながら速い左をマゼンチェのボディに伸ばす。
ラウンド終盤、イタウマの左がマゼンチェの顎を捕らえる。右フックも浴びせダウン寸前に追い込む。
2ラウンド開始早々、イタウマの右フックが炸裂。
小柄な体格は気になるが、ヘビー級ホープ達の中では飛び抜けて若い。今後も注目したい。
●フランク・サンチェスVSアジト・カバイエル(WBC&WBOヘビー級地域タイトル)
私的セミファイナル。
悪くてもセミセミにはなると思っていたが、セミセミセミとは思わなかった。
ヘビー級上位ランカー対決。
どちらも世界ランクトップ3に入っている。
おそらく、メインのどちらかが負傷した場合の代役の意味もあるカードだろう。
初回、カバイエルが前進してプレッシャーをかける。サンチェスは下がりながら左フック、右ストレートを狙う。互いに距離が合わないのかクリンチが多い。
2ラウンド、カバイエルの右アッパー、右フックがヒット。明確にポイントを奪う。
3ラウンド、カバイエルの前進は止まらない。サンチェスはロープに詰まりがち。
4ラウンド、サンチェスは下がりながら右を打つ。不自然な程、左が出ない。カバイエルは左ボディ、右フックを放つ。対角線になるこのパンチは見え難い。
5ラウンド、カバイエルの右アッパー、右フックがヒット。サンチェスは下がってばかり。
6ラウンド、カバイエルは手数を増やす。サンチェス、何がしたいかわからない。
立ち上がるサンチェスにボディジャブをヒット↓