今年のシンコ・デ・マヨ興行四大世界戦第一試合。
メキシコのお祭りがアメリカで行われ、アンダーカードの世界戦ではリトアニアVSベネズエラが組まれる。
実に国際色豊か。
アメリカでもボクサーの出身地が人気に大きく影響するが、日本………と言うよりアジア程では無いように感じる。
初回、スタニオニスがガードを固めて前進。マエストレは後退が目立つ。
2ラウンド、マエストレはサイドに動き手数を増やす。スタニオニスのガードの隙間を狙う。
3ラウンド、スタニオニスの左ボディが良い。マエストレは手数で対抗。
4ラウンド、ハイペースで手を出す両者。どちらも疲れが見えるが、スタニオニスの正確さが上回る。
5.6ラウンド、マエストレの連打でスタニオニスが下がる場面もあるが、ヒット数は少ない。スタニオニスの硬質なジャブ、左ボディの方がダメージを与えている。
7.8ラウンド、スタニオニスの前進は止まらない。マエストレからすれば壁が迫ってくる感覚だろう。後退が目立つ。
9ラウンド、左の突き合いはややマエストレが優勢。だがダメージは与えられない。
10ラウンド、スタニオニスはひたすらジャブ。右を打つ時、疲労から身体が流れがちになっているので良い選択。
11ラウンド、前ラウンドとは変わりスタニオニスは右を繰り出す。ポイント不利であろうマエストレは連打を見せるがスタニオニスのガードを割れない。
ラストラウンド、スタニオニスのジャブが効果的なまま試合終了。
判定はユナニマスでスタニオニス。
日本人初の世界ウェルター級王者誕生はスタニオニスの様なハイガードのボクサーになると想像する。