贅沢な対戦相手 | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

今晩、フェザー級のスーパーホープ  堤駿斗がリングに上がる。しかし、堤が大幅にウェイトオーバーで興味は半減。せっかく大物対戦者が来日するので気を取り直そう。


相手は日本が誇る元WBCバンタム級王者 山中慎介の最大のライバルにして元WBAバンタム級王者 アンセルモ・モレノ。


一応、今も世界ランキングに入っている。ダビングの依頼ついでに直近………ではないが最近の2試合を見たがフェザー級でもそれほど体格的に遜色はない。

楽しみな一戦………の筈だった。計量失敗がなければ。


アジア以外の元世界王者がノンタイトルで日本のリングに上がると高級カマセと揶揄される事もある。だがファンやプロモーターが思っている以上に力を残している場合もある。


KOの山を築いていた浜田剛史と渡辺雄二はそれぞれ元世界ライト級王者 クロード・ノエルと元世界フェザー級王者スティーブ・クルスを日本に招いて試合をした。浜田、渡辺両雄共に鮮やかなKOを見せた。


一方、まさか………との結果になる事もある。

坂本博之がファン・マルチン・コッジを呼んだのは無謀だった。だからこそ並の世界戦以上に楽しみな試合ではあったが。


一番、日本人に悪夢を見せたのは元WBA世界フライ級王者 ヘスス・ロハスだろう。

パンチもスピードも並。だがピューマ渡久地、大場貴志、石原英康と言った名だたる面々をKOで屠った。


アンセルモ・モレノはノエルやクルスか?、それともロハスの様なホープキラーか?


仕事を早く終わらせてホールに行くつもりだったが、堤のウェイトオーバーで行く気はなくなった。


因みにモレノはパナマでは

日本人が思う以上にVIPかもしれない。


中南米の選手を日本に呼ぶマネージャー様からこんな電話があった。


「パナマ大使館からモレノが勝ちそうなら応援に行くけど、勝てそう?………と電話があったけどなんて答えたらいいですか?」


私の返事は「堤が勝ちますよ」


と言う訳でモレノが勝つと恥をかく。

ウェイトオーバーした堤より今回はモレノが勝って良薬となって欲しい気もするので複雑な気分だ。