変な日本語のタイトルになってしまった。
今週火曜日に行われた後楽園ホールのダブル日本タイトルマッチ。第一試合のバンタム級四回戦で目を見開いた。
青コーナーの飯塚選手がデカイ
本当にバンタム級?
大袈裟ではなくフェザー級を飛び越えてライト級近くに見えた。
昔からクラスに不相応な骨格の選手はいたが、背が高ければ細かった。だがそうとも言えない選手もいる。ここ数年、特にその傾向が顕著。
水抜減量の流行も一因だが、やはり一番大きな理由は前日計量の定着だろう。当日計量が無くなってから30年近く経つ。その間、リカバリーの仕方も研究され進化したのだろうか?
昨年末、減量後の影響を研究している方と食事をする幸運に恵まれた。リカバリーは計量後に摂った水分が内臓に貯まる人、筋肉に行き渡る人、と体質によって有利不利があるそうだ。
そこで思う。
過去の名王者………特に前日計量時代の選手と今の選手は比較出来ないのではないか?………と。
誰も当日計量の中谷潤人や井上拓真を知らない。
現時点ではファイティング原田と比較するのもおこがましい実績の2人だが、逆に当日計量の中谷や井上を知らない以上
「もし原田と戦ったら?」
の仮定が既にバンタム級ではなくなっている。
井岡一翔と渡辺二郎、寺地拳四朗と具志堅用高も同様。
今晩、大阪のリングに上がる日本Sバンタム級王者 下町俊貴は当日計量時代だとどれだけ動けるのだろう?
井上尚弥も背は低いが身体はゴツい。
当日計量だとどれだけ動けるか分からない。
本来、格闘技における不公平を失くす為のウェイト制なのだが………◎◎級史上最強‼️、なんて肩書はヘビー級以外に使えなくなったのかもしれない。
オールタイムランキングを妄想するのはボクシングファンのお楽しみの一つだが………何だか娯楽が一つ減った気分になる。