競技の特性上、選手は怪我をしやすく、計量失敗のリスクも抱えるボクシング界。興行である以上、様々なトラブルに巻き込まれる。テレビや動画配信で楽しむだけのファンならダメージは少ない。
だが生観戦を嗜むファンからすると死活問題。
今週末のABEMATV3150fight
トラブル続きではあったがダブル世界戦と亀田和毅のノンタイトル、但馬ミツロ、日本ミドル級タイトルマッチが組まれた。中止、対戦相手変更が多いながらも通常よりボリュームのある興行として体裁は保てた。
過去に様々な興行を見てきたが、一番少ないのは2試合。これは2興行経験した。
コロナ禍と言う特殊な状況ではあったが、帝拳ジム興行は払い戻しまで行った。
また、矢吹正道が日本タイトルを獲得した興行は2試合共に1ラウンドKOで決着。
台風で会場に着いたのはメインが始まる直前だったので3分間楽しんだら刈谷市を後にした。
昨年だけでも様々なトラブルがあり、興行ごとに異なった対応が取られた。
①井上尚弥が負傷。スティーブン・フルトン戦は興行ごと延期。
②井上拓真が負傷。興行そのものが中止。
③堤駿斗がインフルエンザに感染。興行はメイン以外で開催。
どれが正解かはわからない。
アンダーカードに出る選手の立場からすると、
②の中止は噴飯もの
①の延期は時期にもよるがまだマシ
③のメイン以外の開催は影響なし
観客の立場からすると………誰を目当てに会場に行くかによる。
個人的には②の中止はやめてほしい。
選手変更ならともかく、見れる筈のアルテム・ダラキアンVSユーリ阿久井は見れなくなった。
せめて代役を立てて暫定王座決定戦をして欲しかった。
この辺りの感じ方は人によって様々。
何が正解かはわからない。
ただ、プロモーター達のプレッシャーは選手以上に胃が痛いものかもしれない。