昨日の力石政法の快挙は素晴らしかった。
軽量級は日本の一部のジムが好き勝手しているが、クラスが上がればそうもいかない。
中量級以上の選手がチャンスを求めて海外に出向く姿………それは国内で行われる世界タイトルマッチよりも胸を打つ。
ライト級以上のボクサーが世界タイトルは無くとも強豪に挑んだ試合を列挙。
●クレイジー・キムVSアンソニー・マンディン(Sミドル級)
●石田順裕VSジェームス・カークランド(ミドル級)
VSポール・ウィリアムス(ミドル級)
●中谷正義VSテオフィモ・ロペス(ライト級)
VSフェリックス・ベルデホ(ライト級)
VSワシル・ロマチェンコ(ライト級)
●藤本京太郎VSダニエル・デュボア(ヘビー級)
●吉野修一郎VSシャクール・スティーブンソン(ライト級)
●井上岳志VSティム・チュー(Sウェルター級)
1990年以前にこう言った試合がないか思い返してみたが………意外にも頭に浮かばない。
小林弘VSロベルト・デュランはライト級だが趣が異なる。
上記の試合の内、一方的に敗れた試合も少なくない。
だが日本最強が海外で世界への切符を求めて立ち向かう姿はやはり燃える。
贅沢な事だが国内で軽量級日本人ボクサーが勝つ姿は食傷気味。
3月中旬で早くも国内日本勢は世界戦5勝無敗。現時点で全てバンタム級以下のクラス。今月末には重岡兄弟が2勝を追加するだろう。
勝つのが当たり前、勝ち方が問われる………そこに勝負の魅力は感じない。
坂本博之が4度も国内でライト級世界挑戦が出来た時代ではなくなった。今後、海外に強いライト級以上の日本人ボクサーが誕生する事を期待したい。