リスクマネジメント | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

この記事、意外な反響があり自分でも驚いている↓
今日の午後、大きな発表がある予定なので今の内に続きを書いておく。

ウェイトオーバーは言語道断ながらも他の同類よりも重い処罰で追放されたルイス・ネリ。私は元々、他のボクサーが良くてネリが駄目な理由がなく、この処分には反対だった。腹は立っても処分解除は賛成の立場にある。ただし、モヤモヤした物は残る。

コメント欄、メッセージ、LINE等で戴いた多くの意見に共通するのはJBCに限らず、JPBAもボクシングファンもマスコミも大手ジムに甘い………と言う事。 長いものに巻かれる人ばかりのボクシング界だと思っていたが、意外とわかっている人がいるのだな………と頼もしく感じた。

ある専門誌は大手ジムのパンフレットを製造して販売していた事もある。これで公平な記事を書けるだろうか?
因みに某専門誌は潰れた。

日本のマスコミに言わすと「世界で最も権威のある」リング誌の経営権をオスカー・デラホーヤが握った時、アメリカボクシング界は批判の声があった。そして………潰れた。批判の声があっただけ日本よりマシかもしれない。

これまで改正されたルールや特例、承認は全て大手の為のものと言っても過言ではない。
以下は一例↓

●日本、もしくはOPBFタイトルを取らないと世界戦が出来ないルールに抜け道が出来たのは村田の世界挑戦が決まってから

●井上弟の正規王座不在の暫定王座決定戦

●日本タイトル獲得後、1度防衛しないと世界挑戦出来ないルール(30年以上前にあった)は辰吉に最短記録でタイトルを取らせる為

●辰吉のみ網膜剥離でリングに上がる特例を設置。因みに今は網膜剥離が完治すればリングに上がれる

●辰吉、負けたら引退の覚書を反古に。
この事を批判したマスコミは津江記者だけだったように思う

結果論だが、あそこで引退していたら辰吉はパンチドランクに苦しむ事も無かっただろう。

他にも山程思い付くが止めておく。思い付いても書けない事もあるし、書いていて気分の良いものでもない。

さて、ボクシングはビジネスだ。
力の論理だ………と言う意見もあるだろう。それは正しい反面、【だから仕方がない】で済ませればいつかボクシングは終わる。一向に改善しないからだ。そしてJBCはまた潰れる。

思い出してみよう。
亀田と訴訟になり、JBCは敗訴。組織の存続をギブアップした事を。東京ドームに助けて貰ったが2度も助けてくれるだれうか?

WBCもグラシアノ・ロッシジャーニ事件で破産の申請をした(後にロッシジャーニと和解)。

組織を存続する為に必要な資質とは何だろうか?

それはリスクマネジメントだ。
特定のジムへの忖度、アンチの多い選手への厳罰。
一時的にJBCは無邪気なファンの拍手喝采を浴びるが、結果としてこれが敗着となり一度は潰れた………と言うより潰れる筈が助けられた事を忘れていないだろうか?

本気で一部に対する忖度、アンチが多い選手への厳罰をヨシとする人は、失礼ながら経営者になったら組織(会社)を潰す様な人だな………と思う。
即ちリスクマネジメントの出来ない人達。

JBCは東京ドームに助けられてから何か変わっただろうか?
相変わらず井岡イジメと大手の忖度に忙しい。

もし、井岡が引退後に大麻や刺青の風評被害で不利益を受けたとしてJBCを訴えたらどうなるだろう?
JBCは井岡の引退後の態度に戦々恐々としているかもしれない。