兵庫対決となった日本ライトフライ級王座決定戦。
5度目の挑戦の大内は3連敗中。
対する芝は3度目の挑戦。
初回、芝は軽やかなフットワークから左を突く。大内は右で迎え打つ。共にクリーンヒットは少ない。
2ラウンド、上へのパンチは五分五分だが、芝の左ボディがやや効果的。
3ラウンド、大内が右瞼をカット。これは芝の有効打の裁定。ストップを恐れてか大内はペースを上げる。
4ラウンド、大内が長いストレートを伸ばす。芝は前後に動いて距離を取る。
5ラウンド、芝の左、大内の右が共にヒット。
中間採点はスプリットで大内。
6ラウンド、左の突き合い。速いのは芝だが長さと正確さは大内。ラウンド終盤、大内は1-2の連打でタイトルへ獲得への執念を見せる。
7ラウンド、大内の右アッパーが次々ヒット。
8ラウンド、大内がラッシュ。1-2連打で芝は膝を着く。
大内、37歳にして嬉しい初戴冠。
日本ライトフライ級王者は世界に近い存在。
37歳だが声さえかかれば世界挑戦があっても不思議ではない。勝てるかどうかは別の話だが。
ただ………岩田翔吉との3度目の対戦がWBC王座決定戦になるなんて事は勘弁してほしい。