テレンス・クロフォードVSエロール・スペンス(四団体統一ウェルター級) | ボクシングライフW

ボクシングライフW

趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

昨日の………いや、今年のメインイベントかもしれない。四団体統一ウェルター級タイトルマッチ………そんな肩書など必要ない。クロフォードとスペンスが同じリングに立つ。試合の価値を語る上でこれ以上の説得力はない。


初回、共に長い右ジャブを放つ。

丁寧なクロフォードのジャブに対し、スペンスは左も交えて積極的。

2ラウンド、スペンスの方が攻勢を取っていたが、ラウンド終盤、クロフォードの逆1-2でスペンスはダウン。

3ラウンド、スペンスは取り返そうと攻勢を強める。
だがヒットを奪えない。ガードの隙間をクロフォードの右がヒットする。

4ラウンド、これまでほぼ右だけで闘ってきたクロフォードだが左を多用。上下に左を打ち分ける。スペンスは前に出れない。

5ラウンド、スペンスは身体ごと押し込みに行くが、僅かな隙間にクロフォードは正確なパンチを打ち込む。

6ラウンド、クロフォードがスペンスを押し込む。右ジャブの正確さが全然違う。

7ラウンド、クロフォードの右アッパーが炸裂。


2度目のダウンを奪う。

更にラウンド終盤、今度は右フックで3度目のダウン。

ここまで差があるとは思わなかった。

8ラウンド、クロフォードがジワジワ攻める。スペンスはパンチを避けれない。

9ラウンド、クロフォードの右ジャブが当たる度にスペンスの身体が揺れる。

見兼ねたレフェリーが試合をストップ。

クロフォード、想像を超える圧勝劇。
機械の様に正確なボクシングだった。
超新星 ジャロン・エニスが後に控えているが………クロフォードが負ける姿が目に浮かばない。