ノニト・ドネアVSアレクサンドロ・サンティアゴ(WBCバンタム級決定戦) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

一昨日のセミセミ。

井上尚弥の後継王者を決めるカードの1つ。

日本にファンの多いノニト・ドネアが登場。


初回、短躯のサンティアゴが意外とテクニカルに闘う。ポジションを変えながらジャブを突く。ドネアは手数は少ないがプレッシャーをかける。


2ラウンド、ドネアのジャブが増える。サンティアゴはジャブの引きに右を合わせる。

3ラウンド、サンティアゴがドネアをロープに押し込む。その際、ドネアの左フックが炸裂。サンティアゴはダメージを受けるが、攻め続ける事で乗り切る。

4ラウンド、ダメージの抜けたサンティアゴが攻める。ドネアは無駄打ちをしない省エネスタイルで対抗。

5ラウンド、ドネアのジャブが良い。スピードはそれ程でもないが的中率が高い。

6ラウンド、互いにジャブを放つ。サンティアゴの方がスピードで勝る。

7ラウンド、バッティングでサンティアゴの左瞼がカット。

8.9ラウンド、サンティアゴが攻める。ドネア、手が出ず、被弾が多い。

10ラウンド、ロングから放つサンティアゴの1-2が良い。年齢的に仕方がないがドネアの動きは大分、落ちている。

11ラウンド、ドネアは逆転を狙いたいがサンティアゴのテンポの速さに着いていけない。自らバランスを崩す場面も。

ラストラウンド、サンティアゴが攻め続ける中、試合終了。

判定はユナニマスでサンティアゴ。

ドネア、これで引退かはわからない。
だが、これが最後の世界戦だろう。

涙声でインタビューに答えるサンティアゴを見て………やはり、世界挑戦のチャンスは実績あるボクサーに与えられなければならない、と改めて感じた。