【前編】出来ない事をやろうとしない方が良い | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

先週、セレス小林JPBA協会長がJBCに物申した。

内容は
①大麻はルール、法律云々ではなく、検出される事が問題。独自の基準を設ける事を求む。ボクシングにクリーンなイメージを‼️
②罰するのはJPBAの仕事ではなく、JBCの役割

このニュースを目にした時、心底呆れた。
恐らくセレス小林協会長の意見ではなく、他の会員(ジム会長達)に言わされているのだろう。あくまで推測だが。

罰するのはJPBAではなく、JBCの役目………確かにその通り。だが、これは自分達は責任を取りたくないと言っているだけ。そもそも過去にドーピング検査をしたボクサー(外国人含む)からどれだけ大麻が検出されたのだろうか?

大麻が合法な国のボクサーからはそれなりに出ているかもしれないが、一度も公表していない。

井岡一翔だけ公表。しかも試合3日前なんて悪意溢れる時期に。もし名誉毀損で訴えられたらJBCは必ず敗ける。断言できる。これでも私は裁判に関わる仕事をしている。民事は道義なんて関係ない。問われるのは法とルールに抵触しているかどうか。
では何故、井岡陣営は訴えないのか?

単に時間がかかるからだろう。移籍問題で訴訟になりキャリアを台無しにしたボクサーもいる。寧ろ引退後に井岡陣営が訴えてこないかJBCは戦々恐々としているかもしれない。

大麻ルールが出来たとして、刺青同様、また日本人だけが適用なのだろうか?
ルール上では「JBCライセンス所持者」が対象。そしてJBCライセンスがないと外国人であっても日本のリングに上がれない。

日本独自のルールを作るのが悪いとは言わない。イギリスの独自ルールでサウナに入ったジョンリエル・カシメロからWBO&イギリスはタイトルを剥奪した。陰謀としか思えないが。

JBC、JPBAがイギリスの様に独自ルール(大麻陽性、刺青をしたボクサーをリングに上げない)を徹底出来るとはとても思えない。現に出来ていない。体重の超過率も世界戦では黙認されている。

これらの矛盾も解消出来ていないのに、管理出来ない事を新たにルール化するのは感心しない。その前にやるべき事がたくさんあるだろう。それは既存のルール、仕組みをチェックする事ではなかろうか?

因みに私個人は大麻はよくわからないが刺青は嫌い。だが、外国人との対戦がある以上、文化の違いもありルールの存在そのものに無理があると思っている。
だったら刺青の入ったボクサーの来日不可を徹底しろ‼️………と言いたい。大麻なんて独自基準を作ったら合法の国からはもうボクサーは呼べない。
無気力なタイ人がいなくなるなら喜ばしいが、そう言う連中はドーピング検査(世界戦)をしないから意味がない。

続く。