昨日のメインイベントにして2022年の大トリ。
指名試合とコロナ禍に邪魔されようやく辿り着いた王座統一戦。しかも負ければこれが地上波最後のボクシング放送かもしれない。
フランコ入場の後、井岡が入場。
歌わない国家斉唱の後、ゴング。
初回、フランコは前評判通りの手数を見せる。
井岡はロープに詰まらない様にサイドへ移動しながら左ボディ、左フックをヒット。
2ラウンド、ヒット数は圧倒的に井岡。だが手数は圧倒的にフランコ。これは採点が難しい。
3ラウンド、井岡がロープに詰まる時間が増える。だがフランコのヒットは少ない。井岡の左ボディの方が正確。
ジャッジ泣かせの展開が続く。
4ラウンド、ボディの叩き合い。フランコの手数の方が見栄えが良い。
5ラウンド、フランコは変わらず前進。井岡は上手く左ボディ、右カウンターをヒットさせるがフランコは下がらない。
6ラウンド、井岡はフランコのパンチをブロックするが、流石に打たせ過ぎ。
7ラウンド、フランコの手数が衰えない。井岡のパンチもヒットするが全然、効かない。
8ラウンド、フランコの手数が減る。井岡は変わらずヒットを奪う。
9ラウンド、フランコの前進は止まらないが手数は少ない。井岡はヒットは奪うが見栄えが悪い。
10ラウンド中盤、井岡の見栄えの良いコンビネーションがヒット。
11ラウンド、フランコの膝が落ちるがダウンは拒否。そこからフランコは打ち返し井岡は後退。
ラストラウンド、フランコの手数が復活する。珍しく井岡は正面から打ち返す。
打ち合いの中、試合終了。
採点はフランコ優勢のマジョリティドロー。
見映えはフランコが良い。
一方でクリーンヒットは井岡が多い。ただし、ガードの上からでも数多く打たれたら、それなりにダメージは溜まる。
ジャッジに同情したくなる試合だった。
因みに私は採点を途中で止めた。これはジャッジの好み次第だと思ったからだ。
採点を放棄した私はフランコが勝ったと思ったが………多分、採点をしてみると井岡になりそうな気がする。それは私自身、攻勢、手数よりクリーンヒットを重視する傾向にあると自覚しているからだ。
再戦が望ましいが、2人とも2023年は指名試合だろう。もしかしたら2023年大晦日に再戦するかもしれない。