武居由樹VSブルーノ・タリモ(OPBFSバンタム級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

一昨日のセミセミは武居由樹の初防衛戦。
一方的な予想ばかり並ぶ有明興行で一番、興味深いのがこの試合。

初回、サウスポーの武居が次々と1-2を浴びせる。

武居はバッティングでカット。


だが直後にダウンを奪う。
初回からアクション満載。

2ラウンド、武居は足を使いながら右ジャブ、1-2を放ち、タリモは突貫して距離を詰める。

3ラウンド、武居の左でタリモが腰を落とす。だがサウスポーになりタリモの前進は止まらない。

4ラウンド、武居はリングを広く使いサークリング。ラウンド終了間際、連打を浴びせて見せ場を作る。

中間採点はフルマークで武居。

5ラウンド、タリモの突貫は止まらない。武居の足も止まらない。

6ラウンド、タリモは距離を詰めて武居のボディを叩く。

7ラウンド、武居のパンチから威力が失せてきた。タリモはチャンスとばかりに前に出る。
このラウンド、武居の右目横をカット。

8ラウンド、タリモが接近戦でアッパーを突き上げる。武居はキャリア最大のピンチ。

中間採点はユナニマスで武居。

9ラウンド、タリモが前に出て武居が足を使う展開は変わらない。タリモも疲れたのか前進はするが手数は少なくなる。

10ラウンド、展開は変わらないがどちらも消耗しており、手数は少ない。

11ラウンド、タリモの出血が激しくなりここでストップ。

武居、TKO勝ち。
ただ、連続KOを紡ぐ為にストップした感があるのは私だけだろうか?

武居の勝ちは動かなかったかと思うがラストラウンドを見たかった。
また、井上VSドネアも含め大橋ジムの止血技術に感心した。