2022.8.26後楽園ホールアンダーカード② | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

今朝の続き。


⚫今永虎雅VSジョン・ローレンス・オルドニオ(ライト級)


大橋ジムの多くの新鋭の中で、体格的に一番期待しているのが今永。もちろん、身体が大きい分、世界は遠くなるが。


長身の今永がプレッシャーをかける。


速いジャブでオルドニオを寄せ付けない。

2ラウンド、オルドニオの左フックで今永がダウン………
と思ったが裁定はスリップ。
私ならダウンにする。

4ラウンド、左ボディでオルドニオが腰を落とす。続けて左ボディアッパーでオルドニオは悶絶。

今永、2連続KO。

サウスポーは左ストレート型と右フック型がいる。今永は典型的な左ストレート型。それでも少しは右フックを見せてほしい。単発の威力、スピードは素晴らしいが攻撃のバラエティが少ない。

⚫岡田誠一VS高畑里望(Sフェザー級)

このカードが組まれた時、何の冗談かと思った。元日本王者の岡田を何年か前に生観戦した時、もうリングに上げるべきでないと感じた。
高畑も濃厚なキャリアに敬意を持ちつつも流石に引き際に思う。

試合前の私的予想は高畑有利。
それは歳上の高畑の方が年齢による衰えが岡田より小さいと思えるから。

初回、長身の高畑がロングレンジからはストレート、接近すればアッパーを放つ。岡田は前には出るが手が出ない。

2ラウンド、高畑の右で岡田はダウン。



これで決まったと思ったが岡田は立ち上がる。

4ラウンド、やや距離が近くなる。共に良いパンチを当てるが決定打に欠ける。

5ラウンド、岡田が高畑をロープに押し込むがヒット数は多くない。

6ラウンドからペースが変わる。岡田の左ボディで高畑の動きが落ちる。

ラストラウンド、ドラマが待っている。
岡田の右が高畑の顎を捕える。

岡田、(多分)逆転KO勝ち。

素晴らしい試合だったが………勝った岡田も引退した方がいい。年齢が40歳だから言う訳ではない。全盛期を知っているから辞めた方が良いと思えてならない。

続く。