【中編】点と線 | ボクシングライフW

ボクシングライフW

趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

前回の続き。


黄金の80年代に匹敵する中量級ボクサーの総当たり戦が2000年代に行われた。


そのメンバーはオスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ、シェーン・モズリー。一瞬の真夏様、大正解。









彼等の実績は80年代の黄金の中量級の4人と遜色はない。単に数字だけなら寧ろ上回る。

パッキャオは8階級制覇(日本では6階級扱い)、メイウェザーとデラホーヤは6階級制覇、モズリーは3階級制覇。

この4人の直接対決は80年代の黄金の中量級に勝るとも劣らない。寧ろ興行規模は大きい位だ。

だが各々がライバルとの認識は薄い。

敢えて言うなら戦わざるライバルだったパッキャオとメイウェザーが遂に激突した時、雪辱戦となったデラホーヤVSモズリー再戦がライバル対決の印象があっただろうか?

メイウェザーVSモズリーはPFP1位と3位の対決として話題になった。ライバル対決として注目を集めた訳ではない。
デラホーヤVSパッキャオは冗談みたいなカード。デラホーヤVSメイウェザーは注目度は高くてもライバルとは感じない。

では何故、彼等の対決は黄金の80年代とは違いライバル対決の印象を受けないのか?

更に続く。