野中悠樹VS越川孝紀(WBOアジアミドル級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

昨日の三田興行はYoutubeで生配信。

テレビ大阪チャンネルは何気にボクシングをよく配信してくれる。


ただ、視聴者数がダブルメインが始まる頃でも500人に届いておらず、日本におけるネット配信の限界を感じる。


ダブルメインの1つ目は驚異の43歳、WBOアジアミドル級王者  野中が登場。


初回、野中の膝がいつもより固く、スムーズさに欠けると感じた。


越川は正面からプレッシャーをかけ、重そうなジャブを伸ばす。


3ラウンド辺りから野中の動きが滑らかになる。

5ラウンド、野中の左ストレートが越川を捕らえる。いつもの事だがフットワークを使いながら打つ為、威力は今一つ。

6ラウンド、野中は右フック、左右アッパーをヒットさせペースを掴む。

7ラウンド、野中の左ボディアッパーが目立つ。ラウンド終了間際には左ストレートが顔面を捕らえる。

8ラウンド、越川は野中の足を停めたい所だがガードを固めて前には出るが手数が少ない。打てばリターンが来るのが分かるのだろう。

9ラウンド、野中の手数が減る。越川はここぞとばかりに手を出すが当たらない。バッティングで野中が左目尻をカット。

10ラウンド、今度は越川が左眉辺りをカット。野中より深そう。これは野中のヒットによるもの。このラウンド、越川の左フックがヒットする

11ラウンド、野中はストップを狙ってか手数を増やすが越川は中々、タフ。

ラストラウンド、越川は上体を振りながら前進。左フックが野中を捕らえるシーンもあったが野中の足は停まらない。

共に決定打の無いまま試合終了。

判定はユナニマスで野中。

タイトル2度目の防衛に成功。

目指す世界タイトルはミドル級だけに相手から指名されない限り挑戦は厳しい。
これだけボクシング界に貢献した野中に1度はチャンスを与えられてほしい。