【日本編】2020年私的年間表彰 | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

世界に続き、2020年私的国内年間表彰。

⚫最優秀選手賞

井岡一翔(WBOSフライ級王者)  


これは文句無し。
もし井岡以外なら………1991年の再現になりかねない。この年、辰吉の年間最優秀選手賞に対して、無敵の柳明佑を攻略した井岡叔父は技能賞を辞退した。
今思えば1991年の表彰は人気投票だった。当時の選者は反省すべき。

⚫技能賞

井上尚弥(WBA.IBFバンタム級王者)


マロニーはバンタム級ランカーとして決して弱い相手ではない。その相手を完膚なきまでにKOした。ただ、井岡が倒した田中に比べるとマロニーは実績不足。2020年は技能賞(技能賞はテクニシャンに与えられるのではなく準MVP)に甘んじるしかないだろう。

⚫殊勲賞

中谷正義(WBOインターライト級王者)

殊勲賞は3番目に活躍した選手が受ける賞。
個人的には中谷正義で文句無しだけど、もう1人の中谷が選ばれるかも。日本でマグラモに勝つより、アメリカでベルデホに勝つ方が快挙だと思う。


⚫敢闘賞

中谷潤人(WBOフライ級王者)


これからのボクシング界の将来を担う存在。試合日程が二転三転し、コロナに振り回された2020年だが世界王者という栄誉は手にした。

⚫努力賞
 
堀川謙一(OPBFライトフライ級王者)

2010年のランデロとのOPBF戦で大逆転KO負け。
2020年、10年の時を経てOPBFタイトルを獲得。試合後、堀川選手に「やっと獲れましたね。10年前、悔しい思いをしましたよ」と話したら苦笑いされた。


⚫新鋭賞

佐々木尽(日本ユースSライト級王者)

魅力的な強打の持ち主。A-signの新たな顔?

⚫KO賞

井上尚弥


技術で倒した井岡、ドラマチックな逆転KOの中谷も捨てがたい。だがドラマチックでは無かったが、パワーと技術の融合を見せた井上にした。

⚫年間最高試合(世界戦)

井岡一翔VS田中恒成(WBOSフライ級)


試合の格、内容共に文句無し。

⚫年間最高試合(世界戦以外)

中谷正義VSフェリックス・ベルデホ(WBOインターライト級)

こちらも文句無し。ベルデホに勝てる日本人がいるとは………。

平凡な選出になってしまった。
聞く所によると今年は年間表彰は選定だけで式典はしないそうだ。昨年が楽しかっただけにまた参加したかったけど………残念。

私的年間表彰、明日も続く。