レジス・プログレイスVSジョシュ・テイラー(WBA.IBFSライト級統一戦) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

今週末のメインイベントでありWBSS決勝。

日本ではバンタム級ばかり注目されるWBSSだが欧州ではSライト級が圧倒的に注目されている。ではアメリカは?
残念ながらWBSSはそれ程、知られていない。同じく欧州の企画でもSUPER6の時の方が盛り上がっていた気がする。

それはさておき観戦記。幸い結果を知らずにこのイギリス興行は全て鑑賞出来た。

サウスポー同士の一戦。

序盤、WBA王者プログレイスが前に出ると思いきや、IBF王者テイラーが前進しプレッシャーをかける。肩を使ってプログレイスを押し込み左右フックを浴びせる。テイラーはもっとスマートなボクシングをするかと思っていたので意外なスタート。

4ラウンド、プログレイスは上体を振って距離を作り強い右ジャブ、左右ボディでテイラーを苦しめる。

6、7ラウンド、テイラーが足を使う本来のスタイルで応戦。右ボディ、左ストレートがよくヒットする。接近戦ではショートの右フックをヒットさせ、プログレイスにペースを渡さない。

8ラウンド終盤、プログレイスの左がカウンターとなってテイラーの動きが止まる。
だが9ラウンドにはテイラーは回復。互いにボディを打ち合い観客を沸かす。

10、11ラウンド、ガードを固めてテイラーが前進。右ボディ、左フックの対角線コンビネーションでプログレイスを圧倒。

ラストラウンド、両者激しく打ち合う。ラウンド半ば、プログレイスの左フックでテイラーが効いた場面もあったがピンチを乗り切り試合終了。

判定はマジョリティでテイラーが統一王者に。

Sライト級のWBSSは終わったが本番はここから。WBC.WBO統一王者ホセ・カルロス・ラミレスがいるからだ。二団体統一王者が二人いるのだから四団体統一戦を期待したい。