3.4月の世界戦観戦記 | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

WOWOWからもDAZNからも放送・配信されなさそうな春の世界戦をまとめて鑑賞。ただし、事前に結果は知っているので興奮度は下がるが、代わりに冷静に見れる。

●ランセス・バルテルミーVSロバート・イースターJr(WBAライト級決定戦)

何故、別団体の前王者・イースターが再起戦でWBA決定戦に出れるのだろう。
ガルシア戦は完敗だったし(接戦ならわかる)、これが元王者の肩書きからIBFの決定戦ならまだ理解できるのだが。

経緯は別にして実績十分の両者が激突する好カード。

序盤は左の突き合い。リーチに勝るのはイースターだがバルテルミーは踏み込みとバンドスピードで補い負けていない。

3ラウンド、バルテルミーは左にスイッチするが馴染んでいない。イースターは左を出し難くなったが、たまに出す右は当たる。ただ手数が少なくなり、ポイントは微妙。
以降、最終ラウンドまでバルテルミーはサウスポーで戦い、噛み合わないまま試合終了。

判定は三者三様のドロー。

序盤のジャブの打ち合いは見応えがあったのにバルテルミーがスイッチしてからつまらなくなった。残念。

●ブライアン・カスターニョVSエリスランディ・ララ(WBASウェルター級)

ハードとの統一戦で不運な判定に泣いたララ。再起戦で返り咲きのチャンスを得る。
相手はタフなWBAレギュラー王者カスターニョ。

カスターニョがガードを固めて前進。ララはジャブを突きながら真っ直ぐ下がり、左ストレートをガードの上に当てて押し返す。 
どちらもクリーンヒットが少ない。一進一退と言えば聞こえはいいが、噛み合わない。
8ラウンド辺りからカスターニョの前進を捌けなくなり、ララの劣勢が続く。ただし、クリーンヒットは許さない。

採点は難しいながらもカスターニョの方が見栄えの良い中、判定へ。

結果はドロー。ややカスターニョと思ったが………。

●ジョン・リエル・カシメロVSリカルド・エスピノサ(WBO暫定バンタム級)

テテのWBSS出場による暫定王座決定戦。所が結果としてテテの負傷によるものとなってしまった。

エスピノサはガードが高いお手本の様なボクシング。カシメロはガードを下げて自在に出入りをしてエスピノサのペースを乱そうとする。
前進して1-2を繰り出すエスピノサだが、距離を支配しているのはカシメロ。

中盤、左フックからの右3連打でエスピノサ、痛烈なタウン。ここは辛うじて立ち上がる。

ラストラウンド開始早々、カシメロの右でダメージを受けたエスピノサがロープに詰まりダウン。再開後のラッシュでカシメロ、暫定ながらタイトル奪取。

さてこのバンタム級で物申したいことがあるが………電車を降りなければいけないので昼休みに書きます。