世界遺産に登録されているロス・グラシアレス国立公園。
スペイン語でグラシアル(Glaciar)とは『氷河』と言う意味。
まさに氷河国立公園で、目玉は何といっても”氷河”。
もう真冬になりかけている、この季節。
かろうじてミニトレッキングツアーが6月10日までやっているということで、参加してきました。
南極、グリーンランドに次ぐ大きさのペリト・モレノ氷河。
氷河ってひたすら氷の塊が浮いているのかと思ってたら、ちょっと違ってました。
周りには長い年月をかけて作られたU字谷や氷河湖、そして氷河に削られた険しい山が聳え立っています。
展望台からの眺め。
自然界の芸術作品。
この地域は冬の最低気温が比較的高いので、氷が溶けたり再び氷結したりのサイクルが盛んらしいです。
それに加え、偏西風がアンデス山脈にぶつかりたくさんの雨や雪をふらせ、それがまた上に積もり氷となる。
その重みで少しずつ移動して山から押し出されてくる氷の塊。
平均すると年間で100mから200mも移動するらしいです。
そして、この氷河では夏になると氷が解け始め、氷の塊が崩れ落ちる”崩落”を見ることもできます。
なので、冬場の氷河の崩落はあきらめていましたが・・・・
なんと、崩落にも遭遇!!
時折、静まりかえった寒さの中で遠くから氷にパキーンという亀裂の入る音が。
そして轟音とともに氷が一気に湖へと崩落。
遠く離れていてその氷の大きさが分かりにくいところ。
しばらくすると、50mくらい離れたに停泊している船が揺れはじめます。
それでその崩落の大きさを知ることができ、改めて驚かされました。
次回に続く・・・・゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚