「名づけ」と、ひとことで言っても
名前の構成要素はいろいろとあります。
音霊(おとだま)=音
形霊(かただま)=漢字、ひらがな、カタカナなどのかたち
数霊(かずたま)=画数
などです。
たとえば、「○○ちゃんと呼びたいから、この名前にしました」というのは、音のイメージによる名づけ。
これは、音霊(おとだま)を重視した、名前となります。
個人的には
画数は、数霊(かずたま)
数の法則によって決まるので左脳的。
音は、音霊(おとだま)
音の響きで判断する右脳的な、「名づけ」だと感じています。
講座や、個人鑑定で、お話をお伺いしていると「この漢字を使いたかったけれど、画数が悪いからやめた」というお声を耳にすることがあります。
画数の影響は、たしかにあります。
でも、ひとくちに、「名づけ」といっても、
名前には、音霊(おとだま)、形霊(かただま)、色霊(いろたま)、数霊(かずたま)など、さまざまなエネルギーが含まれていて
すべてが影響しあっているのです。
ちなみに、形霊は、カタチそのものが持つエネルギーです。
象形文字をイメージしていただくと分かりやすいと思います。
同じ画数で、同じ読み方であっても、漢字が違えばエネルギーが違うわけです。
日本では、名づけをおこなうときに、画数による姓名判断。
数霊(かずたま)を重視する方も多いのですが・・・
画数は中国からきた漢字をもとに、陰陽五行をベースにした考え方が基本となっています。
中国の文化によって生まれた考え方なので、すべてが日本にピッタリとあてはまるわけではありません。
実は中国で、日本のように画数を気にする人は、ほとんどいません。
なぜなら、名字の数が少なく、男女ともに同じ名前(日本で考えるなら、ゆう、なつき、りん、などの中性的な名前)をつける傾向があるため、画数を重視すると、同じ運勢の人が多発してしまうからです。
このため、漢字や音は重視しますが、画数といった見方は、ほとんどしません。
画数が良くないという方からご相談いただいたときには「たくさんある要素のひとつですから、気にしなくて大丈夫です。」と、お伝えしています。
歴史をさかのぼってみても、中国から漢字が入ってきて一般的に漢字が使われ始めたのは、5世紀以降。
縄文時代は、1万年以上続いていました。
音の名づけ法は、日本古来の名づけ法なのです。
(日本だけでなく、世界中どこでも、書き記す文字より、口で伝え合う言葉が先にうまれています)
また、すべての名前は「良い名前」、というのが音の名づけの考え方です。
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