『大豆田とわ子と三人の元夫』

 

テレビドラマ

『大豆田とわ子と三人の元夫』

でオダギリジョーが演じている

 

小鳥遊大史(たかなしひろし)が

松たか子さん演じる、とわ子に

語った内容を聞いていて

 

「あぁ、ここにも

52ヘルツのくじらがいるんだなぁ」

と感じました。

 

人は、あまりにも

辛いことがあったり

 

自分の意見や生き方や

尊厳を否定され続けると・・・

 

なにが正しいのか?

なにが幸せなのか?

 

分からなくなってしまう。

 

分からなくなっている時に

人から何か言われると

 

最初から

・自分の考えは間違っている

・自分には、正しい判断をくだす能力はない

・自分は幸せになれない

と、諦めてしまうことがある。

 

心が優しくて、繊細だからこそ

自分の気持ちを麻痺させないと

生きていけない人たち。

 

いまの社会には

そういう人たちがたくさんいる。

 

人は、感情の生き物だけれど

感情が心を壊してしまうのなら

 

物事を客観的に判断して

的確な対応をする能力も

 

同時に磨いて

心を守っていくことが

大切なのだと感じます。

 

何かを決めるときにも

白、黒の二極で

判断するのではなく

 

時には、グレーの選択肢を持つ。

 

そのことで救われるのなら

私自身も心の中のグレーゾーンを

きちんと確保しておきたいと思います。

 

*オダギリジョーが演じている

小鳥遊大史は、謎の人物なので

この先の展開は分かりません。

 

どんな結末になったとしても

その先の未来が、まだあるから・・・

 

物語は、完結しても

また新しい、つぎの物語に

つながっていくのだと思います。

 

 

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