メルマガで、子供の頃から「使わないように」気をつけている言葉について体験を書かせていただいたところ、とても深いご感想をいくつもいただきました。

『言葉の暴力』に傷ついてきた方が、世の中にはたくさんいることに改めて気付きました。

言葉というのは、ギフトにもなるし、武器にもなる。

人の気持ちが分かる優しい人は、過去になんらかの辛い経験をされているのだということをヒシヒシと感じました。



私の好きな言葉に

「強く 優しく 素直になりたい」

という言葉があります。

鎌田敏夫さんの『29歳のクリスマス』の中で、主人公の典子がつぶやく気持ちです。

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~あらすじ~

結婚してもいいと思っていた恋人にふられた。突然の左遷で仕事も取り上げられた。気づいたら頭には十円禿。

人生で最愛の日だった29歳の誕生日。

30歳までにはぜったい幸せになってやる!恋を仕事を人生を、あきらめない、投げ出さない。

強がりながらいつも前向きな主人公典子を山口智子が演じて深い共感を呼んだ大ヒットドラマの原作。(94年:共演 松下由樹、柳葉敏郎、仲村トオルなど)

(マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が主題歌で、著作権料の支払額が高額になるため、権利上の関係から、DVD化されていない。)


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わたしは鎌田敏夫さんの原作からドラマを知ったのですが、主人公の典子の前向きな考え方が大好きで何度も、何度も繰り返し読みました。

29歳のクリスマス (新潮文庫)/新潮社

¥820
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残念ながら、今は絶版なのですが・・・

名作だと思います。

冒頭のココ・シャネルの言葉「自由だけど孤独、孤独だけど自由」という言葉も好きでした。

(ちなみに、今『39歳のクリスマス』として他の女優さんでやったら共感間違いなし!だと思います。どうしても子供が欲しくてシングルマザーを選ぶという女性も出てくることですし・・・)


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ちなみに、『言葉の暴力』を受けて傷ついた心を癒すため、私が効果的だと思う方法。


それは、言葉に癒されることです。



世の中には、温かくて、優しくて、前向きになれる言葉も溢れています。

素晴らしい言葉で自分の心を満たすことで、

言葉で傷ついた心を、言葉で救うことが出来ます。


ぜひ、自分の好きな美しくて、優しくて、癒される言葉の詰まった本を見つけて、読んでみて下さい。

ブログ記事でも、詩集でも、良いと思います。

漫画やテレビや映画も良いですが、映像がない方が想像力を使うと思います。


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そして・・・

「言葉で傷つけられたら、やり返した方がいいの?」と考えてしまうというお言葉もいただいたのですが。


私は、傷ついた心は、大切に自分の心にしまっておくことをおすすめします。


傷ついた時には、

その傷を芯にして、心の中に真珠を育てるイメージをします。


真珠は、あこや貝の中に入った異物が時間をかけて宝石になったものです。

傷をつけて、異物を入れないと真珠は作ることができません


はじめは傷であっても、たいせつに時間をかけて、異物を様々な成分でくるんで育てていくと、それはいつか素晴らしい真珠になるのです。

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「心の傷は、心の宝石のもと」

私は、こう思っています。



以前、初対面の方に「マインドブロックがあるから、外した方がいい。●●のセッションを受けて」と言われて、とてもびっくりして悲しくなったことを覚えています。

マインドブロックというのは、誰でも持っているものだと思います。

むやみに、外せばいいというものではなく自分が納得するまで向き合って、それから手放した方がいいものもあると思うのです。

それに、私は「心の傷は、心の宝石のもと」だから、悲しい出来事は心にそっとしまっておくことも、大切だと思うのです。


人の言葉に左右されずに、しなやかに生きていけるようになりたい。

そう感じるとき、冒頭でご紹介した

「強く 優しく 素直になりたい」

という言葉を思い出して、「自分らしくいこう」と思います。


言葉に傷つけられても、言葉のチカラを信じること。

それが、心が救われるひとつの道じゃないかと、私は感じています。






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