『孫子』から発展して、いまは朱子学の本を読んでいます。


基礎からよく分かる「近思録」―朱子学の入門書/明窓出版

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朱子の理とは、あらゆるものは理と気で構成されている。


理は形而上のもの(宇宙のすべてをコントロールしている)、気は形而下のもの(あらゆるもを形作る素材)
であってまったく別の二物(「理気二元論」)であるが、たがいに単独で存在することができず、両者は「不離不雑」の関係である。

また、気は、この世の中の万物を構成する要素でつねに運動してやむことがない。そして「気」の運動量の大きいときを「陽」、運動量の小さいときを「陰」と呼ぶ。

陰陽の二つの気が凝集して木火土金水の「五行」となり、「五行」のさまざまな組み合わせによって万物が生み出されるという考え方です。

風水とも関係しています。



この中に「到知」という言葉が出てきます。

「到知」とは、自分の智恵を伸ばすこと。物事の道理や本質を深く追求し理解して、知識や学問を深め得ることです。


致知出版社の致知は、ここからとられたんだなぁと納得してしまいました。



ちなみに、朱子学の考え方は、とても納得できて勉強になる部分が多かったのですが、「そうかな?」と疑問に感じる部分もありました。



朱子学ではかなり批判されていた墨子のとなえる慈愛。

「全ての人に平等な愛を」という考え方が私は好きです。


もっとも、君子と臣下のあいだに上意下達の制度と哲学をおこうとする者にとっては、邪魔で、国をつくるにも障害になり、墨家は各派に嫌われ、排斥されることになったそうですが...


酒見賢一さんの歴史小説。『墨攻』に墨家の考え方がよく描かれています。

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(専守防衛の考え方ですが、墨子は墨子でけっこう過激です。)


朱子学は、仏教にも批判的です。

いいことがたくさん書いてあるのに、他の考え方を許さないというのが、ちょっと残念です。



たくさんの情報に触れられる、今の時代だから言えることですが...




話は、それますが酒見賢一さんの『後宮小説』は、とてもオススメです。

後宮小説 (新潮文庫)/新潮社

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第一回ファンタジーノベル大賞受賞作のこの本を読んだ時には、歴史をこんな風に描けるのかと衝撃を受けました。

DVDも出ていて、内容は違いますがこちらもオススメです。



ところで、最近「水蓮さんは色々なジャンルの本を読むんですね」とお声がけいただくことが何度かありました。

本が好きで、読むのも早いので読書量は多い方だと思います。

ちなみに、好きな本は何度も読んで自分の血肉にしたいと考えています。
(読むのは早いですが、いわゆる速読はしません)

色々な本を読みながら、講座に使えそうな優れた考え方をピックアップしています。



現在、私の中でのキーワードは『温故知新』

温故知新は、孔子の『論語(為政篇)』の出典によるもの。

昔のことをよく研究し、それを参考に、今つき当たっている問題や新しいことがらについて考えることです。


「先人の知恵から学べ!!」というのが、今の自分が強く感じているメッセージです。






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