イッツマイプレジャー

「Thank you」に対して

「 It's My Pleasure（イッツ　マイ　プレジャー）」

という表現があります。

「You are welcome」と同じく　

「どういたしまして」という意味なのですが、

直訳すると「それは、私の喜びです」となります。

また「こちらこそいつもありがとう」という意味でも使われます。

昨日の記事の２次会は、ともこさんのお友達と、HANKOの編集のななさんも加わって素敵なガーデンラウンジでした

この２次会の場で、外国人の店員さんに「ありがとうございます」と伝えたところ、

「It's My Pleasure」と返してくれた言葉を聞いて、『氷点』を書かれた三浦綾子さんのお話しを思い出しました。

三浦さんの『忘れえぬ言葉』には、こんなお話しが載っています。

「イッツ・イズ・マイ・プレジャー」

三浦綾子さんは、「私は病気のデパートだ。ありとあらゆる病気をやった」という言葉を残されており、50余年という闘病人生を送られました。

ある時から、脊椎カリエスの痛みを抑える薬を飲みはじめましたが、痛みを抑える効果があるかわりに、筋肉が硬直してしまうという副作用があり、硬直しないように毎日数回に分けて、合計数時間、誰かにマッサージをしてもらわなければなりませんでした。

そこで、旦那様が「僕がやろうと」20年間毎日マッサージをしてくれたそうです。

三浦さんはマッサージをしてもらうたびに「ありがとう、ごめんなさい」と言い、申し訳ないという気持ちでいっぱいだったそうです。

そのたびに、旦那様は｢It’s my pleasure.（僕の喜びだ）」と言い続け、三浦さんはこの言葉を聞くたびに、何度も涙を流し、どれほど泣いたことかということが、このエッセイには書かれています。

私の本名の「あやこ」は、三浦綾子さんの「あやこ」という響きからいただいたということもあり、

「イッツ・イズ・マイ・プレジャー」

のお話しがとても心に残っています。

...このお話しをカンタンにその場でしたところ、

「カッコイイ

」と、場が盛り上がりました。

ちなみに、旦那様はてっきり外国の方だと思っていたのですが、いま調べてみたら光世（みつよ）さんという日本人の作家さんでした。お二人とも熱心なキリスト教徒だったり、光世さんご自身も言葉を大切にされる方だったので、あえて英語で表現されたのかもしれません。

どんな表現をするかは自分で選ぶことが出来ます。

改めて、人の記憶に残るような言葉を使える人間になりたいと感じました出来事でした。

そして、私にとっての「イッツ・イズ・マイ・プレジャー」は、ことだま師のお仕事そのものです。

好きでしているのに、お伝えすることで喜んでいただるというのは本当に幸せなことです。

この幸せなお仕事を、ことだまを学んでくれた皆さんにも伝えたいと、

この半年間、ずーーーっと、考えていたらやっと昨日アイディアが降りてきました

本当に、毎日「どうやったら...？」と考えていたのですが、頭にカスミがかかったようにぼんやりしていたのです。

先日、あるサイキックさんからとお話しさせていただいたところ、私には、いま弁財天さんがガイドさんとしてついて下さっているそうで「具体的にこうしたい」と決めたらメッセージを下ろせると言っていただきました。

そこで、「水蓮流ことだま開運塾」で学んで下さった皆さんが、鑑定をお仕事として使え、喜びと共にお金というエネルギーをいただけるようになるという次のステップの講座を具体的に考えていきたいということを、お伝えしてみたらアイディアがおりてきたのです。

今までも、そう思っていたつもりだったのですが「迷い」があるとぶれてしまって適切なエネルギーがおろせないそうで、しっかりと決めることが大切だそうです。

...が、一歩踏み出せたのであとはカタチにしていきたいと思います。

本当は４月に講座をしようと思っていたのですが、ご案内できるのはまだ先になります。受講生で次のステップを考えてくださっている皆様。

良い講座をつくりますので、もうしばらくお待ちくださいませｍ（_ _)ｍ

ちなみに、ことだま師に関わらず人にはそれぞれ「イッツ・イズ・マイ・プレジャー」な出来事があると思います。

『忘れえぬ言葉』には、こんな言葉も載っています。

゜+.――゜+.――゜+.――゜

人間は弱い者である。
　
たとえ幾多の才があっても、大きな意欲があっても、
ダメな奴」と言われればたちまちしぼんでしまう。
　
逆に、才がなくても気力がなくても、
相手の一言によって生きる力を与えられる。
　　　　　　　

゜+.――゜+.――゜+.――゜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

それぞれの喜びを、それぞれのカタチで表現していくこと。

足りないところは、お互いで補っていくことで、幸せの循環が広がっていくのだと思います