「ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日」を観てきました♪

世界的な文学賞ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルのベストセラー小説「パイの物語」を、『ブロークバック・マウンテン』などのアン・リー監督が映画化したものです。

動物園を経営する家族と航行中に嵐に遭い、どう猛なベンガルトラと一緒に救命ボートで大海原を漂流することになった16歳の少年のサバイバルを描いています。

主演は、オーディションで選ばれた無名のインド人少年スラージ・シャルマさん。『ブロークバック・マウンテン』などのアン・リー監督が映画化。

実際にサバイバル体験をして海を７６日間漂流したステーヴン・キャラハンさんをサバイバル・マリン・コンサルタントに迎えリアルな漂流生活についても追求しています。

私は３Ｄで観たのですが、神話の世界のような美しい映像とリアルな世界が入り混じった不思議な作品でした。

希望を持ち続けるということ、自分の心がどんな風に投影されているか、宗教観について、自然との共存についてなど...

作中では、さまざまな伏線が張られていて、気づく人は気づくという仕掛けになっているのですが、それについての深い説明はなく、見る人に委ねられているため受け取るメッセージは、それぞれだと思います。

ちなみに、パイというのは愛称なのですが、なぜパイと呼ばれるようになったのかの経緯も映画の中に出てきます。