不思議なルールのある会社で働いたことがあります。

例えば、

宝石赤お取引先に敬語を使ってはいけない
(ウチの会社より偉い会社はないから)・・・敬語を使うと怒られました。

宝石赤電話は自分からかけてはいけない
(電話代がもったいないから)・・・目を盗んでかけていました。

宝石赤取引先から電話があって、担当の人が外出していても「離籍中です」としか言ってはいけない(その取引先より大切な会社があると思われると困るから)・・・このルールについては、真意がさっぱり分からず、むしろ失礼だと思ってました。

宝石赤部署の違う人同士は、役員の許可無く社員同士は口をきいてはいけない
(私語厳禁)・・・仕事でも許可無くしゃべっちゃいけないので困りました。

宝石赤社員同士でご飯を食べてはいけない
(会社の悪口を言われると困るから)・・・常に元社員から訴えられている会社でした。訴状をはじめて見ました。

宝石赤トイレに行く回数が多い人は、受付の人が社長に報告
(仕事をさぼっているとみなされる)・・・トイレに行くと受付の人が正の時で回数をチェックしていました。

宝石赤回線1番は役員および、役員の家族専用。1番が鳴ったら、取引先と話をしていてもすぐに出ないとクビ。
(副社長に「どちら様ですか?」と名前を聞いた人が即クビになりました)

という会社。(上記は、すべて1社のルールです)

色々な会社で働いていた私からしてみると「おかしいでしょ???」なことがいっぱいでした。

でも、この会社では普通のルール。

そして、この会社の社長さんは女性でマナー講師もしていました叫び

すごく、違和感のあるルールが他にも多々あり馴染めなかったのですが、この会社でひとつだけ素晴らしいことを学ばせていただきました。

役員の方々の無茶ぶりを「とりあえず一度受けて、出来る方法を考える」ということです。

わたしが働く1ヶ月前に入社し、仕事を教えてくれた先輩が、もっと大変な環境でお仕事をされたことがあるとのことで、「やったことがないから出来ない」は通用しない。

「一人で出来ないなら、出来る方法を考える」ということを教えてくれました。

ちなみに、この会社には、総務で採用されたつもりが、営繕(建築物の新築、増築、修繕及び模様替など)の担当として配属され、建築の知識もなく、図面などみたこともないのにと毎日精一杯でしたが、

「やったことがない=出来ない」ではない。

自分で出来る方法を考えることが大切なんだ。


ということは、深く心に刻まれたし、勉強にもなりました。

そして、3ヶ月近くたったころ、休日に具合が悪くて寝ていたら、台風で店舗が雨漏りしたから現場に行くように、と指示され「先週のお休みも仕事をしていたし、今日は、具合が悪くて寝ているので他の方にお願いしてください」とお願いしたらクビになりました。

それまで円満退社しかしたことがなかったので、クビというのが個人的には大ショックでしたが、「ここまでで学びが終わったということ」と解釈することにしました。

いま考えると、あの会社で社員にならなくて本当に良かったです。

いろいろと理不尽なこともありましたが、大切なことを学ばせていただいた会社でした。

$水蓮流ことだま開運術

「どんな環境でも、何か学べることがあるはず。」

という視点を持つことで、何かを見つけられると信じています。



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