六本木で開催されている「大英博物館 古代エジプト展」に行ってきました。(来週月曜までなので、終わる前の駆け込みです)

大英博物館 古代エジプト展
開催期間 2012年7月7日(土)~9月17日(月・祝)
場所   森アーツセンターギャラリー

水蓮流ことだま開運術

開催概要
大英博物館が誇る世界最長の『死者の書』(グリーンフィールド・パピルス)37mの全容を日本で初めて公開するのが目玉で、他にも約180点の展示物が展示されています。

「死者の書」とは、古代エジプトで信じられていた、人が死後に冥界の旅を経て来世で復活するための指南書です。

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~フウネフェルの『死者の書』 口開けの儀式の場面(部分)新王国時代・第19王朝・前1280年頃 パピルス、彩色~

「死者の書」(19世紀のエジプト学者が「死者の書」と命名しました。)には、「大気や水を得る」「ヘビを追い払う」「神の怒りを取り除く」など、約200の呪文(章句)が記されています。


古代エジプト人は人格を構成する五大要素、

1.カー(Ka・精霊) 2.バー(Ba) 3.肉体 4.名前 5.影

の五つが結合して初めて完全なる人格が形成されると考えていました。

「カー」
人が生まれる時、ともに生まれ、死後もともにあり続ける存在。カーが元気をなくすと生きる力も減少する生命力の源。

「バー」
日本語の魂に近い存在。自分の分身。

「肉体」
肉体そのもの。また、古代エジプト人が肉体の中で最も重要視したのが心臓で、心も魂も、体に生命力を与えるものはすべて、心臓に入っていると考えられていました。

「名前」と「影」
名前を忘れ去られるということは、その人の存在自体がこの世から消えてしまうのと同じことと考えられていて、政権争いの相手が、ライバルの記念碑から名前の部分を削り取るといったことも頻繁に行われていました。罪人から名前を奪い、かわりの悪しき名前をつけたという記録も残されています。

影は、「影人(古代エジプト語では”カイビト”と書かれている。)」とも呼ばれ、悪しきものから肉体を守護する自分自身の分身で、場合によっては自ら高速移動することも可能とされています。自然光が基本の古代、影は太陽の光によって作られるものだったことと関係があるとされています。

(「ゲド戦記」とかなり似ています。参考にしているのかな?。)


人が死ぬとバーは肉体から離れ冥界へ行き、しかし、肉体がそのままであればカーがバーと肉体の仲立ちをしてアアル(楽園)で再生できると考えられていました。

そのため肉体の保存が必要となり、ミイラ作りが盛んに行われたのです。(バーは、人間の頭をした鷹の姿で現されます。)


古代エジプト人にとって、現世は仮の世界であり、来世への準備期間であるとみなされ、埋葬のための準備がなされました。また、生前の行為によって、死者の判定が行われました。その結果、死者は、死後に再生・復活し、永遠の生命を得るものと信じられていました。

アアル(楽園)に行くには、女神マアトの「真実の羽根」を天秤の一方の皿に、他方の皿に死者の心臓を置き天秤に掛け心臓が軽く釣り合いがとれれば、長く危険な旅を経て永遠の楽園であるアアルに至ることが出来ました。

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~マアトの「真実の羽根」と「第一の死」後の死者の心臓を天秤に掛けている図。パピルスに書かれた死者の書の一部。~


古代エジプトでは死者の霊は心臓にあり、生前の悪事は心臓に染み出て残ると考られていました。

悪事をはたらき心臓が重く釣り合いがとれない場合は霊が宿る心臓はアメミットに貪り喰らわれてしまい「第二の死」の裁きを受け、霊はアアルに至る事は出来ない、と考えられていました。


現世は仮で、次の世界こそが楽園。(→でも、そこでも現世と同じ生活。)というのが、すごく興味深かったです目


それから、古代エジプトを象徴する花は、ロータス(睡蓮)で、英名 lotus はギリシア語由来で、元はエジプトに自生するスイレンの一種「タイガー・ロータス」 Nymphaea lotus を指したものだということも知りましたひらめき電球

お陰様でたくさんのインスピレーションをいただきました。

混んでいるだろうと思っていましたが、諦めずに駆け込みで行って良かったですラブラブ

(なかなか前に進まないので、見たいモノを重点的に見るという方法をとりましたが、素晴らしいエネルギーを感じられて大満足ですキラキラ





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