ベストセラーの『ちはやふる』の「ちはや」と、『十二国記』の「ようこ」。

対照的な性格の2人のヒロインの名前ですが、あまりにキャラクター設定とぴったりしすぎていてびっくりしました。

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)/講談社

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『ちはやふる』 末次由紀(著)
競技かるたを題材とした少女漫画。個性的な登場人物が織り成すドラマと躍動感のある競技かるたの描写で人気を集め、関連書籍も含めた単行本の売り上げは累計650万部に達する。

月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)/講談社

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『十二国記』 小野不由美(著)
古代中国思想を基盤にした異世界ファンタジー作品。十二国記の舞台となるのは、山海経に登場するような神仙や妖魔の存在する世界。文庫本の売り上げは、シリーズ累計750万部以上。2002年にNHKでテレビアニメ化されている。




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綾瀬 千早 (あやせ ちはや)

<キャラクター>

自分の気持ちに正直で、まっすぐ突き進む性格。
読まれた札への驚異的な反応速度が物語るように、天性の聴力が武器。

「ちはや」の直感力で勝負。明るくてまっすぐな性格がキャラクター設定そのまんま。


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中嶋陽子 (なかじま ようこ)

<キャラクター>

目立つのを嫌うおとなしい性格。が、周りから浮き立つのを恐れるあまり自分を押し殺し他人の顔色をうかがう毎日。地図にない国に連れてこられ、帰るあてもない陽子の孤独な旅が、いま始まる!

「ようこ」の慎重で、よく考えてから動き出す部分が、ぴったり。


設定が、あまりに活き活きしているので、まるで2人が本当に存在しているかのように想像してしまうから不思議です。


それにしても、この2冊がベストセラー本は内容も対照的です。

『ちはやふる』の登場人物達のどこまでもまっすぐで、情熱的で青春なところ。

『十二国記』の登場人物達の、思い込みにとらわれて重苦しくて、なかなか前に進めなくて苦悩するところ。

だけれど、どちらも感情移入してしまう...。

人には色々な面があり、どんな面も「自分」なのだと感じます。





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