「夢をかなえるゾウ」の
水野敬也さんブログを面白いよ、
と、紹介している方がいらしたので、
読んでみたら、
これが、
ものすごーく面白くてびっくり。
私は、過去のを教えていただいたので、
たまたま過去のを読んだのですが、
2006年9月8日の
を読んで、
「」と、思いました。
以下、水野さんのブログの引用です。
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麻原彰晃はなぜ空中浮遊をするか
近所の市民プールに行ったところ、
「水泳教室」なるものが開かれており、
70代80代の老人老婆が水の中で
ワッキャワッキャと騒いでいるので、
全く泳ぐことができず、「ああ、困ったものだ」と
プールサイドに腰掛けてぼーっとしていたところ、
いきなりある問題の解答を得た。
「麻原彰晃はなぜ空中浮遊をするか」問題である。
昔からずっと疑問だった。
なぜ、宗教の教祖は空中を浮遊したがるのだろうか。
というか、浮遊せねばならないのか。
キリストは水をワインに変えたという逸話がある。
どうして、「キリストは水をワインに変えなければならないのか」
人を幸せに導く教えであるのなら。それを教えるだけでいいじゃないか。
どうして空を飛んだり、水をワインに変える必要があるのか?
手品じゃん。
しかし、そうする理由がきっとあるのだろう。
なんて考えていたのだけど、
結論から言えば、それは
● 世界に対する概念を壊すため
である。
私たちは通常「世界とはこういうものだ」という概念を持っている。
その概念を教祖は壊す必要があるのだ。
なぜか?
それは宗教とは、救済だからである。
悩んでいる者に対する薬だからである。
悩んでいる者とは、「世界とはこういうものだ」という
概念ににおいて「反エネルギー」を持った人たちである。
分かり易くいうと、現在の世界を憎み、
世界に対して絶望している人である。
そういう人を救済するにはどうしたらいいか。
「あなたの見ている世界は違いますよ」ということである。
世界に対する概念を壊すのである。
反エネルギーを正エネルギーに変換するのである。
そこで教祖は世界の根本構成であるところの
「重力」をまずは壊して見せるのである。
そして、これは、宗教に限らず、自己啓発の分野、
カリスマに対する崇拝に関しても同じ構図が存在し
つまりA地点にいる人に対して
A地点を壊し、
Aではない、Bだ
と言うことで考え方を「A⇒B」にするということなのである。
そして、そういった人たちが気持ち悪く感じられるのは、
本来私たちが持っている「世界とはこういうものだ」という
概念が壊れている人たちだからなのである。
そして、日記でこういうことを書くと決まって大量の
批判コメントがよせられるのである。
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批判どころか、ものすごく納得。
新堂冬樹さんの「カリスマ」の世界でも、
人を洗脳するために、
断食させて、
寝させないで、
徹底的に今までの価値観を壊し、
人格が崩壊する寸前で、
神々しく教祖さまを登場させて、
救済を与える、
と、いう手法を使っていました。
あまりに深い悲しみに陥ったときにも、
「世界に対する概念」は、壊れます。
(テロとか、戦争も、きっとそうなんだと思います)
人の心は、
ころころ変わって
不安定だから、
こころ。
不安定なときほど、
気をつけなければ、
と、改めて思いました。
ちなみに、最近の記事ものぞいてみたら、
と、いう記事が、
これまた、ものすごく面白かったです。
(SATC好きが、どうしてモテないか、というお話)
分析が的確で、参考になります
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